Category: よっしーずボイス(ブログ)
平成25年11月3日(日)
東京都中央区にある日本印刷会館で
「リハスタッフのための認知症のある方への対応と評価」
というタイトルでセミナーが開催されます。
主催は合同会社geneさん。
東京会場では今年の1月に続き、2度目の開催となります。
昨年からバージョンアップした内容でお届けいたします(^^)
詳細はこちらをご参照ください。
「合同会社gene」>セミナー情報
http://www.gene-llc.jp/seminar_info/?id=1369386020-794334
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/848
認知症のある方へのリハを提供するにあたって
身体的な知識も精神的な知識も発達の知識も
全部求められる。
鍛えられます。
リハの知識にとどまらず
「知」がどれだけ血肉となっているのか
滲み出てしまうし
こわくて、難しくて、おもしろくて、鍛えられる
そういう「場」です。
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/841
もちろん、近年、実習地では合否判定をしない
という養成校だってあるけど
到達目標に対する達成度判断までなくなったわけじゃない。
「私は実習落とさないから」
と言ったということは
合否判定のある養成校の学生を受けていたということだし
そういう言葉でバイザーが本当に伝えたかったのは
緊張するな。リラックスして全力発揮しろ。
なのだとは思うのだけど
意図せずに、暗に、でも、明確に実習生に伝えてしまったのは
(自分自身にも表明してしまったのは)
私は、そこまで言わなければ実習生の緊張をほぐし能力発揮できるような指導はできません。
自分の指導能力不足をルールを曲解することでしのいでいます。
実習生に対しても
そこまで言わなければあなたはリラックスして能力発揮できないでしょう
って言ってるってことと同義なのに。。。
つまり、
表面的には良い言葉と受けとめられている言葉の真意は
バイザー自身に対しても
実習生に対しても
本当は「信頼」の欠如した言葉なのだということ。
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/842
「実習で落とさないから」
実習開始時にこう言い渡すバイザーが多いらしい。
そう言っている指導経験者に複数会ったことがあるし
言われたことのある人にも複数会ったことがある。
私が非常に危機意識を感じるのは
言う側の人も言われた側の人も
この言葉は良い言葉だ…と感じていること。
そこが心底恐ろしい。。。
だって、到達目標はない
って言ってるのと同じなんだよ。
たとえば、パイロットの養成過程において
養成開始時に「私は落とさないから大丈夫」
なんて言うだろうか?
むしろ、逆なんじゃないだろうか?
ここまでできたら受かる。
大変だけど頑張れ。
ゴールはないよ。
と言うんじゃないくて
ゴールを明確に示すんじゃないのかな?
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/839
昨日までの例で言えば
水分を飲みたがらない…というのは、
こちらの判断であって事実ではない。
事実を確認できる余地がまだあるのに
それをせずに判断してしまっていることって
とても多いように感じています。
事実を確認できるためには観察が必要。
観察できるためには知識が必要。
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/838
たとえば
水分を飲みたがらない
と言われている方が
実は、飲みたくても飲めない
というようなケースも往々にしてあります。
コップという対象の認知ができない場合もあります。
たいていの施設や病院で使っているコップは
自宅で使うようなガラスのコップでもないし
陶器の湯のみ茶碗でもないからわかりにくいかも。ですね。
また、仮にコップを持って口に運び飲むという
見た目の動作ができても
実は、筋緊張が逆方向に働いていて
結果として飲もうとしているのに飲めない
混乱と不安で動作をやめてしまう
という場合もあります。
水分を飲みたがらない。のではなくて
水分を飲めない。ということを
把握できるかできないかの違いは
その後の対応に大きく影響してしまいます。
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/837
身体の動きを観ることができるのは
OTだからこその大きなアドバンテージだと感じています。
今、何が起こっているのか…
心身を同時に総体として把握することができる。
だから、適切な対応方法を見いだすこともできる。
ADアルツハイマー病やFTD前頭側頭型認知症のある方の場合
身体の協調性が低下することが往々にしてあります。
「うまく」身体を動かせないプラス
そのことによる不安感や混乱プラス
対象認知の低下で動作遂行できない
…というケースが少なくないんです。
え?
と思った方、続きは明日!
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/836
一話完結の連続ドラマのような
Act.やリハの提供を心がけています。
だって、お年寄りの方が多いから
いつ何時何があってもおかしくない。
例えて言うなら
水戸黄門のような…
大きな流れでは話の内容は続いているんだけど
一回限定で見ても、ストーリーを理解できて楽しめる
それでいて話が連続してもいる
そんな風な…
Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/834
最近のコメント