Tag: ADL
1人のリハ時間が20分
限りある時間の有効活用をしたいものです。
よく見かけるのが
がんばって立ち上がる練習はしても座り方には無頓着。
ふんばってがんばって立ち上がって
ドシンと後方へ倒れ込むように座る…という方法
そんなの時間がもったいない!
前回、書いた方法は
立ち上がりには立ち上がりなりの
座り方には座り方なりの意義があります。
「20分しか時間がないからできることは限られてしまう」
そりゃあ確かにそうなんですけど
まずは20分みっちりきっちり工夫して
それから初めて言える言葉だと思うんだけどな(^^;
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立ち上がれない人には
立ち上がりを「がんばらせずに」 全介助。
ただし、重心の移動方向には気をつけて
座る時には「がんばって」 練習。
ドシンと後方へひっくりかえるような座り方ではなくて
音がしないで滑らかにそーっと座れるように
全介助で立ち上がりがんばって座る。
できないことを過剰努力でがんばらせるのではなくて
できないことは感覚入力だけしっかりしておきながら
関連動作でできることのできかたをよくしていく
そうするとできなかったことがまがりなりにもできるようになり
できかたの改善をすることができる
…と考えています。
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立ち上がり…って、リハでよくやる内容の1つでしょう?
でも、座り方を練習する療法士ってあんまりいない。
とっても大事なことなんだけど(^^;
だって
立ち上がれない方でもとりあえずは座れるでしょう?
どんな座り方であれ
まずは
よりよく座れるように練習します。
音がしないように静かに滑らかに座れるようになると
立ち上がり方も上達しています。
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時々いると思います。
身体能力的には立ち上がりも自立、独歩もできるのに
(お食事だから席に座り替えてほしい)
(お風呂だから立ってほしい)
そういう時に声をかけてもなかなか立ち上がってもらえない
身体は動くはずなのに…。
そんな時に無理矢理全介助で立たせるのではなくて
どうしたら立ち上がっていただけるのか
…を考えて工夫したい。
「無理矢理立たせるのはダメ」
って言うんじゃなくて
「こうしてみたらどうかしら?」
って具体的に提案を。
その提案の根拠としての
対象者の能力と障害と特性を言語化しながら。
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私が疑問に思うこと
えてして
リハやケアの現場では
「その人らしく」ということと「ADLの介助」が切り離されがち
その人らしく=レクや手工芸やお話などの時間をとってすること
ADLの介助=できることはしていただきできないことを介助する
ADLの介助にこそ、
その人らしく…ということが問われると思うんだけどな
ADLの訳は「日常生活動作」だけど
現実には、ADLって「動作」じゃなくて「行為」だもの。
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