Re-Habilis

学生の時に誰でも1度は耳にしたことのある言葉だと思います。

Re-Habilis

ふたたびー適した状態になること

それが、リハビリテーションの語源であると。

 

認知症のある方は

残念ですが、疾患の定義上、 モトには戻れない

年老いていく、ということは若い時には戻れない

 

たとえ若くて活気あふれる頃には戻れなかったとしても

認知症になったとしても

ふたたびー適する

生き方、暮らし方を再発見再構築する

 

それは、やっぱり、

「再」発見「再」構築であって

そのヒントは目の前のお年寄りの在りようにこそある

と確信しています。

 

認知症のある方への

リハビリテーションとして

作業療法として

提供するコトやモノが

「Re-Habilis」 の思想にのっとっているのかどうか

問い返しながら実践するということは

自分が1人の人間として生きていく日々の暮らしの中で

自分自身を再発見再構築していく過程を

否応もなく、問い返し揺さぶり

そして、励まし支えてくれる過程でもあるということに

あらためて気がつきました。

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靴の選択 ADL

私はOTですから

靴の脱ぎ履きを自力でできるかどうか

自分の目で確認します。

その上で

夜間の状態

覚醒頻度やトイレ回数、その時の靴の履き方や歩行状態を

複数の看護介護職員に確認します。

認知症のある方は状態像の変動の幅も広いからです。

(ここではあんまり触れないけど
疾患特性だけじゃなくて環境相関性もある
…ということだと考えています)

 

きちんと靴を履こうとする方で

ベルトを止めたり

踵を入れることができる方の場合には

敢えて、足入れのラクな靴ではなくて

しっかりした硬い素材で脱ぎ履きに手間のかかる靴を

選択することもあります。

夜間トイレまで歩けるけど不安定だから見守りたい

夜トイレに行こうとして起き上がったときに

足下にあるセンサーマットに反応して

職員がお部屋にかけつける時間をかせぐためです。

 

モノゴトを選択する時には「意図」「目的」があります。

たかが、靴かもしれません。

ですが、私は思うのです。

たかが、靴でさえ

「意図」「目的」を明確にして

必要な情報を得て判断選択する

という手順を踏むことができないのに

もっと大きな重要なコトに対して

適切な対応ができるのだろうか?と。

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雪景色

こちらでは

何年かに1度降る雪が

閏年の今日、積もりました。

誰も踏みこんでいない 真っ白な雪

一番乗りで足跡をつけるのって快感!

こんなのもできましたー☆

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靴の選択 「すたこらさんソフト」

「すたこらさんソフト」

株式会社アスティコ
http://www.astico.co.jp/index.htm

商品はこちら
http://www.rosio.com/sutakora.htm

やわらかくて

軽くて

履きやすい

バレーシューズのような靴に履き慣れている方に

オススメします。

踵の丸カンも柔らかい素材なので踏んでも痛くありません。

なおかつ、形状はきちんと保たれているので

踵を引っ張り上げる作業がしやすいです。

ゆったりめに作られてはいますが

惜しむらくは甲の高さがあまりないので

むくみが著明な方だと甲の部分が足背にくいこんでしまいます。

足にはあまりむくみがない方にオススメです。

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OT協会の現状調査に協力を!

2/26(日)東京のタイム24ビルで開催された
「平成24年度診療報酬介護報酬改定直前研修会」に
参加してきました。

社会保障制度の枠組みから各分野ごとの説明まで
講師の先生方のわかりやすいご説明で
業務外の分野のこともスムーズに理解できました。

サプライズで?中村春基 会長のご挨拶までありびっくりしましたが
会長はじめ講師の先生方はお忙しい先生方ばかりなのに
こんなに丁寧な資料を作成していただいたばかりか
直前に出された情報まで踏み込んでのご説明もあり
会員の方にわかりやすい情報を届けたいという
保険対策委員会の先生方や講師の先生方のお気持ちが伝わってきました。
感謝でいっぱいです。
どうもありがとうございました。

ご存知だとは思いますが(念のため)
OT協会では、改定情報はこちらに掲載されています。
OT協会>会員向け情報>各部委員会活動>保険対策委員会
http://www.jaot.or.jp/members/hoken/

また、一番驚き、身の引き締まる思いもしたのが
調査報告への回収率の少なさです。

会長や保険対策委員会の先生方が
他団体や厚生労働省への渉外活動で
OTの現状を伝える時の資料としての基礎データとなる調査報告の回収率が30% 程度のこともあるとのこと。

総会の委任状問題や理事投票率の低さなど見聞きしてきましたが
まさか、こんなにも低いとは…。。。

と、思って今日職場に行ったら
OT協会保険部から認知症と精神領域の調査依頼が来てました。

受けとった時には、昨日の先生方のお顔が浮かび
お忙しい先生方があんなにも時間とエネルギーを割いて
活動してくださっているのだから
回答するのはモチロンですが、できるだけ早く回答しよう!
と思いました。

現状の報酬体系にいろいろ思うところのあるみなさま
まずは、調査回答へ協力して
有効な回答をできるだけ多く協会へあげましょう!

明日の状況は
今日の私たちがつくっている

回収率30%じゃ、何も言えない… 。。。

調査回答の締め切りは3/10!

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靴の選択 「カバーストッパーⅡ」

同じくケアシューズあゆみシリーズから
http://www.tokutake.co.jp/shop/

「カバーストッパーⅡ」
http://www.tokutake.co.jp/shop/products/detail.php?no=2230

ADL車いす全介助の方なら

窮屈な履きものよりも

足あたりのやわらかいタイプがオススメ

こちらのタイプは甲の高さがあるので

足がむくんでいる方にもラクに履けます。

車いすに座っていてある程度足が動かせる方だと

昨日紹介したチャルパーではすぐに脱げてしまうことも起こります。

そんな時にオススメです。

足がしっかりと覆われている分

あんまりジャストサイズすぎると

足を入れるのがちょっと大変かも。

 

私はまだ試したことがありませんが

「内反フィットまゆ」
http://www.tokutake.co.jp/shop/products/detail.php?no=2705

という商品もあるそうです。

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靴の選択 「チャルパー」

ケアシューズあゆみシリーズから
http://www.tokutake.co.jp/

「チャルパー」
http://www.tokutake.co.jp/shop/products/detail.php?no=2223

軽い

やわらかい

履いていてラク

スリッパよりも断然歩きやすい

 

デイなどの介護保健施設を利用されている方の

ご自宅用にまずはオススメ。

家の中で靴下じゃ滑って危ないし

かといって、スリッパって歩きにくいし

という方にオススメします。

 

また、施設に入所されていて

昼間はがんばって靴の脱ぎ履きができる方でも

夜間のポータブルトイレ使用時に

靴の脱ぎ履きが大変でトイレに間に合わない…という方や

ADLは車いす全介助だから窮屈な履きものじゃなくて

履いていてラクな履きものがいい…という方

 

つまり

長距離歩くわけではない

移動移乗時は職員の見守りがある

などの状態の方に

サッと履ける

なおかつ、

履き心地がよいというこちらの商品が オススメです(^^)

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靴の選択 「ケアシューズあゆみ」

徳武産業株式会社
http://www.tokutake.co.jp/

障害のある方向けに 充実の商品群です。

セミオーダーに近い提供が可能です。

片足ずつサイズ違いで購入することもできるし

靴ベルトの延長や

靴を補高することもできます。

既製品として足幅が9Eの商品がありますので

むくみが著明な方、装具を履いている方でも

窮屈な思いをせずにすみます。

また、カタログの最後にあるシューズサイズ表が便利です。

靴の大きさはメーカーさんによって微妙に違うので

サイズを選択するときに迷うこともあるのですが

これなら事前に足合わせをすることができます。

 

オススメの商品がいくつか…

それはまた明日に(^^)

 

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