訓練できるカン

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カンって、訓練できる部分もあるんじゃないかな
。。。と思う。

認知症のある方と接していて
フッと思いつくことがあったりして
答えが先に浮かんできて
あれ?何でそう思ったんだろう?
って後から考えたりして。

でも、それって実は
論理的に合理的に観察と思考を繰り返してきた体験の積み重ね
をベースにしてるんじゃないかと思う。

「カンは無意識下の論理的思考の発露」
って言葉もあるもんね。
(ある小説の主人公の言葉です)

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本の紹介「親の『ぼけ』に気づいたら」

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認知症学会の講演で感動した医師の著書を早速読んでみました。

「親の『ぼけ』に気づいたら」著:斎藤正彦(文春新書)
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166604241

10年ほど前の出版なのですが
内容は全然古びていません!
本質が書かれているので
年月を超えて読み応えがあるのだと感じました。

著者の提唱するような
科学的・合理的なケアこそが
認知症のある方にとってもご家族にとっても
最も助けになるものだと改めて思います。

ケアの常識として言われているとおりに実践しても
効果が出ないと悩んでいる方
是非、読んでみてください。

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結果オーライ?

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認知症のある方への対応について
評価が適切に行えていないと
何がよくて何が不適切かわからないまま
結果オーライになってしまいがち。

それだって
マズイ結果よりは良いかもしれないけど

でも、たまたま、うまくいったとか
認知症のある方が合わせてくれた、とかだと
今は良くても早晩そのやり方では通用しなくなる
という時期がいずれ訪れる。

もっとマズイのは
その時の認知症のある方の過剰適応が
後々マイナスの状況となって現れること。

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第33回日本認知症学会学術集会に行ってきました

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11月29日(土)〜12月1日(月)
パシフィコ横浜にて開催された
第33回日本認知症学会学術集会に行ってきました!

大変、勉強になりました m(_ _)m

とりわけ
東京都松沢病院の斎藤正彦先生と
熊本大学の池田学先生のお話には感動しました。

行ってよかった (^^)

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復刊してた「ちびくろサンボ」

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知らなかった。。。
復刊してた「ちびくろサンボ」

子供の頃、大好きだった本で
読みたいなーと思ったら絶版になったと知り諦めてた。

径書房
http://www.komichi.co.jp/index.html
書名検索してみてください。

もひとつ好きだった「かぐや姫」
この機会に「竹取物語」もあわせて購入。
久しぶりに読めて嬉しいな (^^)

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非薬物療法 ≠ 〇〇療法

ちょっと待った

認知症のある方への対応の工夫で
非薬物療法=〇〇療法、△△療法、□□療法 だけ
と思っている人が少なくありません。

どんな認知症の、どの状態の方にも効果的な万能な
〇〇療法なんてものは存在しません。

私はバリデーションを学んで本当に良かったと思ってる。

でも
たとえば
DNTC びまん性神経原繊維変化病で舌突出の激しい方や
CBD 皮質基底核変性症で原始反射のある方に
安全にラクに食べられるような介助方法は
(無理矢理食べさせて誤嚥を引き起こすこともなく
無理はダメと言って脱水や低栄養を引き起こすこともなく)
バリデーションや他の〇〇療法からは導き出されない。
それらは他のことに効果がある。

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倫理や道徳ではなく知識と技術で

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認知症のある方への対応について
倫理や道徳や時には優しさや愛として語られることがあるけど
認知症は脳の病気によって暮らしの困難が引き起こされるので
知識と技術で語るべき事柄だと考えています。

モチロン、対人援助職としての在り方を否定するものではなく
むしろ、対人援助職として在ろうとすればするほど
知識と技術が要請されると思うけど。

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PTに期待

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PTの人は身体のプロで
動作分析をして運動学習を促していく仕事をしてる。

認知症という脳の病気によって引き起こされる
慢性・進行性の障害に対して
疾患と障害の知識を手に入れれば
「行動」というもう1つの言葉で
認知症のある方とコミュニケーションをして
行動変容を促せるんじゃないかとも思う。

「行動」はウソをつかない雄弁なもう1つの言葉

基本的な行動観察と分析と対応という思考回路をもっているから
ただ認知症を引き起こす疾患と障害の知識を
手に入れればすごく変わってくると思う。

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