Category: よっしーずボイス(ブログ)

ポジショニングも大事

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今日はある病棟の依頼で
ポジショニングをしてきました。

「いつもと全然違う」と驚かれました。

何が起こっているか
わかってないと
見た目だけ整えてることになって
やれどもやれず
になっちゃうんですよね。

認知症のある方への対応や
食事介助と
まったく同じことが違うカタチで起こっている。
そう感じました。

「何が起こっているのか」把握しないで
「どうしたらいいのか」対応を考えようとする

それじゃあ、適切なコトができるはずがない。
「理の当然」ですよね (^^;

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認知症セミナー@合同会社gene

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平成27年1月24日(日)10:00〜16:00
エル・おおさか南館にて
合同会社geneさん主催で
「リハスタッフのための認知症のある方への対応入門
〜評価のすすめ方〜大阪会場」
が開催されます。
http://www.gene-llc.jp/seminar_info/?id=1441940291-056336

また
平成27年2月7日(日)10:00〜16:00
大阪社会福祉会館にて
合同会社geneさん主催で
「リハスタッフのための認知症のある方への
評価から対応まで〜大阪会場」
が開催されます。
http://www.gene-llc.jp/seminar_info/?id=1441940522-714229

現在流布している方法を一生懸命使っているのに
言われているほどには効果がないと感じている方
是非参加してみてください。

視点を変えるとは、こういうことなのだ
ということを実感してもらえると思います。

来月10月18日(日)にも
東京体育館第一会議室にて
「リハスタッフのための認知症のある方への
評価から対応まで〜東京会場」
が開催されます。
http://www.gene-llc.jp/seminar_info/?id=1430123048-513436

さらに
12月20日(日)には
「認知症のある方の食べることへの対応」が
東京の中央労働基準協会ビルにて開催されます。
http://www.gene-llc.jp/seminar_info/?id=1438301262-820188

こちらは実技でたっぷりと体験学習ができます。
認知症のある方の誤嚥性肺炎は減らせます。
上の歯でこそげ落としたり
口の中に食塊を入れたり
食べさせてるから、食べ方が低下して、食べられなくなるのです。
食べることを援助すればよいだけなのです。

今、困っている方に是非参加していただきたいと思います。
セミナーのタイトルに
「リハスタッフのための〜」という冠言葉がついていますが
看護師、介護職、ケアマネなどリハスタッフ以外の職種の方でも
ご参加いただけます。

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講演@神奈川県知的障害福祉協会

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本日は
神奈川県社会福祉会館にて
神奈川県知的障害福祉協会さんの主催の研修会で
お話をさせていただきました。

お招きくださいました会長さん
お声かけ下さった時からずっといつもきめ細やかな対応を
してくださったYさん
どうもありがとうございました。

毎日お忙しい日々の合間をぬって
本日ご参加くださったみなさま
真剣にお話を聴いてくださり、ありがとうございました。

また
「うまいねぇ!」という対象者の方のお言葉が
一番嬉しいとおっしゃっていられたSさん
私が一番最初に勤めた施設をご存知だったHさん
どうもありがとうございました!
楽しかったです。

誤解やら、知らないためだけで
一生懸命な気持ちがあるのに
結果として良い現実にむすびつかないような現状は
本当にもったいないと感じています。

後半は、ちょっとリキ入り過ぎてしまいましたが (^^;
ちょっとでも明日からのお仕事に
お役に立てるようでしたら
私は本当に嬉しく思います。

こんなに頑張っておられる方が
こんなにいらっしゃるという現実に触れて
あぁ私も頑張らなきゃ!
と思いました。

最近、こちらの記事更新が滞っていてスミマセン。
明日からまたガンバリマス!

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認知症のある方へのAct.選択@小田原OT勉強会

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9月9日(水)の小田原OT勉強会

予定されていた「リハビリテーションとお金の話」は
事情により延期となりました。
楽しみにしてくださった方、申し訳ありません。

今回は、「認知症のある方へのAct.選択」について
私が担当でお話させていただきます。

認知症のある方に
「ご希望は何ですか?」
「お困り事は何でしょう?」と言葉で尋ねても
なかなか的確な答えが返ってこないことも往々にしてあります。

尋ねられていることそのものが理解できない方だって
少なくありません。
イラスト見せたって、意味がわからずに
紙を破ってしまう方だって
いらっしゃいます。

だからといって
ご本人に尋ねても仕方ない…とは思えません。
認知症のある方のもう1つの言葉である「行動」
そして私たち作業療法士の業である「体験」
これらを通して、言葉にならない声を聴くこともできると
感じています。

じゃあ、何でもいいからやってもらえば。とか
昔やってたことをやってもらえば。とか
そんな風にも考えていません。

どのようにAct.選択を考えたらよいのか
提供にあたって、どんなところに気をつけたらよいのか
有効な方法について、実はあんまり
言語化されていないように感じています。

Act.選択の考え方・留意点を
体験談を通して具体的にお伝えいたします。

詳細は神奈川県作業療法士会のサイトからご確認ください。
http://kana-ot.jp/wpm/lecture/post/3580

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困りごと ≠ 悪いこと

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生活障害やBPSDは
確かに本人にとっても周囲の人にとっても
困りごとではあるけれど、悪いこと=問題点じゃない。

悪いからなくそう、良くしようという視点で現実を眺めることで
事実を見誤ってしまっているのだと思う。

悪いことをなくすためにどうしたらいいのか
という問いの立て方が不適切だったのなら
問いを立て直せばよいのだと思う。

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誤介助による食べ方の誤学習 3

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認知症のある方の「食べる」ことの困難は
当初は、先行期や準備期、口腔期にあって咽頭期にはないことが多い。

そして、それらの困難は
実は、認知症のある方「だけ」の問題に由来するのではなくて
認知症のある方のちょっとした困難に
プラスαして、介助者側の不適切な介助によって
悪循環として起こっていることが圧倒的に多い。

その結果、当初は問題のなかった咽頭期に
喉頭挙上の遅延や不完全挙上、複数回挙上などが起こる
そして、誤嚥性肺炎になってしまう場合が多い。

人の手によって
助長された事柄なら
人の手によって
改善することもできる。

そのようなケースをたくさん体験しています。

なぜなら
「食べる」という行為は
赤ちゃんの時から繰り返し繰り返し行ってきた
究極の手続き記憶だから

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150歩への可能性

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そんな状態でも
ちゃんとした介助−スプーン操作をすれば
開口時に舌先が下の歯の付け根についた状態に戻る。

最重度の認知症のある方でも
残っている能力で
常に環境適応している。

食事介助中に
ムセの有無しか見ていないと
この変化に気がつけない。

人間を含めた大自然の神秘に比べれば
気づきの違いは、五十歩百歩かもしれない。

でも、50歩と100歩は厳然として違う。

その違いの差は
まだ気づけていない150歩への可能性を開いてくれる扉でもある
そう感じています。

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誤介助による食べ方の誤学習 2

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多くの場合
そんな状態になっているのに気がつかれていない。

なぜなら、ムセないから。

「ムセない=食べ方全般がOK」という誤解があるから。

そのまま、誤介助が続けられると
もっと食べ方が乱れてくる。

開口した時に
舌が丸まって奥の方にひっこんでいたり
舌先が上顎にくっつきそうなくらい丸まって上がっていたり

そんな状態でも、ムセないから
食べ方が乱れていることに気がつかれないで
誤介助が続けられる。

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