Category: よっしーずボイス(ブログ)

食事介助の研修@大阪、無事終了

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8月7日(日)にグランキューブ大阪にて
(株)geneさん主催の「認知症のある方への食べることの対応」セミナーが開催されました。

参加してくださったみなさま、おつかれさまでした!
運営に携わられたHさん、どうもありがとうございました!

外は真夏、猛暑に燃える大阪にて
こちらも負けじと?お話をさせていただきました (^^;

そのせいかどうか
いつもにまして、あっという間に時間が過ぎてしまった感じがしました。
もう終わりか。。。みたいな (^^;

実技があると、やっぱり楽しいですよね。
自然と参加者間で交流できちゃうし。
自分で感じると、よくわかるし。

1人でも多くの方に「本当に現実に起こっていること」を知ってほしい。

そして、1人でも多くの方が
安全に円滑に早く美味しく、できるだけ長く経口摂取できる能力を維持してほしい。

心の底から強く強く願っています。

追伸:
何人かの方に「ブログ見てます」とお声かけいただきました (^^)
アクセス数は、毎月ウェブ管的知恵袋で出るので確認してますが

やっぱり直接言われる方が実感が伴って嬉しいです (^^)
引き続き、お立ち寄りくださいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます m(_ _)m

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研修会「認知症の理解とケア」申込受付中

28年度認知症研修会

神奈川県内で働く対人援助職の方にお知らせです☆

神奈川県認知症疾患医療センター曽我病院主催の研修会
「認知症の理解とケア」の参加申込の受付を8月1日から開始しました!

9月16日(金)14:00〜15:30の90分間
東京都立松沢病院の齋藤正彦院長先生にご講演いただきます。

齋藤先生は、認知症と権利擁護がご専門の先生でいらっしゃいます。
一度齋藤先生のお話を聴いたことがありますが、素晴らしいお話でした。
深いご造詣と透徹された視点となおかつ暖かなまなざしを感じます。
こんなお話は、なかなか聴くことができない。
聴くことができて本当によかった。
そして1人でも多くの方に聴いていただきたいと強く感じました。

齋藤先生を小田原にお招きすることが叶い、一番喜んでいるのはたぶん私です (^^)
齋藤先生のお話を一番聴きたがったいるのも、たぶん私です (^^)

既に40名を超える方からお申込をいただいております。
今月8月いっぱい参加のお申込を受付ておりますが
どうぞお忘れのないように、お早めにお申込ください m(_ _)m

お申込は
上記のチラシをクリックすると拡大されます。
ご参照の上、メールにて必要事項を記載してお申込ください。

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言語化=明確化

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認知症のある方への対応や
お年寄りの生活支援に関して
いろいろなところでお話させていただく機会があり
本当にありがたく思っています。

時にはアンケートも拝見しますが
「認知症のある方の見方が変わった」
「今までの自分を反省した」
「がんばって勉強しようと思った」
という感想が書かれていると
本当に嬉しく、お話してよかった…と思います。

それは
認知症のある方への可能性について思いを馳せるからこそ
出た言葉であり
同時に
自分自身への可能性を信じるからこそ、出た言葉だからです。

がんばってほしい。

対人援助職は技術職だから
トレーニングの積み重ねで習得できる部分がすごく多いんです。

その1つに言語化があります。

言語化の過程は明確化の過程です。

これはもう、今すぐにたった一人でも心がけ次第でできる部分です。
でも。というか、だから。というか
実はあまり為されていない部分でもあります (^^;

よーくよく聞くのが
「言語化するのが苦手だから」
「言葉で説明するのが苦手だから」

ブブー!

本当は言語化が苦手じゃなくて
本当は明確にわかっていない。ということを
自分で言ってるんですよー。
そういう恥ずかしいことを人前で言うのはやめましょうねー。
プロなんだから (^^;

でも
そうやって現状を自覚できるのが第一歩。

「作業療法は説明するのが難しいから」
「作業療法士じゃないとわかってもらえない」
なーんて、したり顔で言っている人はそのままうっちゃって
さっさと言語化できるようにトレーニングしていきましょう!

いろんなトレーニングがあると思うけど
手っ取り早く、今すぐにもできるのは
ポジショニングでも食事介助でも自主トレでも
何でもいいけど、対象者に関することで
誰か他者に提示する情報について
一度言語化してみる。
そしてその言語化したものを
(最初は紙に書き出す、プリントアウトする等
「外」に出した方がやりやすいと思います)
言語化された通りに自分でやってみる
(ここで大切なことは書かれていないことは決して行わないこと)
そうすると、「あれ?」「ここはどうするの?」という
部分に気がつくことができるから
(そこは自分で何となくしていた部分なので言語化できない)
その部分の言語化に挑戦する
こういった繰り返しが大切です。

こういう具体的な個々の場面で
自分の中での言語化を繰り返し実践する
こういった不断の努力をしておくことで
「作業療法とは何か?」
「Act.選択をどのような根拠・手順で行ったらよいのか?」
という抽象的な事柄についても
言語化できるようになっていきます。

具体的なことを言語化できないうちは
抽象的なことを言語化したり、
ましてや他者とコミュニケーションできるようにはならない
トレーニングとはそういうものですから (^^;

それなりの立場にある人や
経験年数の多い人や
有名な人でも
「?」ということは、よくあることです。
世の中そういうものです。
だからいいや。じゃなくて
他人は他人
自分は自分
自分自身がプロとして恥じないように在るにはどうしたらよいか
自分自身で実践を積み重ねていくことがよっぽど大切です。

トレーニングは反復学習
技術はトレーニング=反復学習によって習得可能なものです (^^)

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研修会「認知症の理解とシーティング」

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10月15日(土)
東京の北とぴあにて
「認知症の理解」というタイトルでお話をします。

詳細・お申込は
「日本シーティング・コンサルタント協会」さん へ

8月8日(月)20:00からお申込受付開始とのこと

当日は私の話だけではなくて
協会の副理事長さんのお話や
会員の方の事例紹介
出典企業さんのプレゼンや機器展示と盛り沢山の内容で
私も楽しみです (^^)

ご参加お待ちしております m(_ _)m

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食事介助の研修会

食事介助

8月30日(木)19:00~20:50
小田原保健センターにて
食事介助の研修会でお話をいたします。

タイトルは
「本当に怖い食事介助〜あなたが知らない分かれ道〜」

ちょっと、夏バージョン過ぎたかもしれませんが (^^;
本当にこのタイトルの通りなんです。
知っているか、知らないかで全然違ってくる。

事例を通して
何が起こっていたのか、嚥下5相にそってご説明します。

現行の摂食・嚥下への対応は
脳血管障害後遺症をベースに考えられているものなので
それをそのまま超高齢者や認知症のある方に
表面的に当てはめても結果は出ません。

じゃあ、どう考えたら良いのか
その考え方をお伝えします。

最重度の認知症のある方でも
食事場面への介入だけで
食べ方が変わります。

より安全により円滑により早く
食べられるようになっていきます。

脳萎縮の少ない脳の健康な部分が多い人なら
もっと早くお互いが楽に
食べられるようになっていきます。

そのことを
1人でも多くの方にお伝えしたいと思っています。

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ROM-Ex.よりポジショニングを

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今、老健にも特養にも
寝たきりの方や準寝たきりの方が少なくないと思います。

私は勤務終了後に
ある施設に依頼を受けて伺っています。
そこで施設の職員の方の相談にのっているのですが
多いのが、食事介助とポジショニングの依頼です。

後頚部の筋が過緊張状態にあったり
全身の筋緊張が亢進していたりする方も少なくありません。

そんな時の第一選択は
まず、ポジショニングの設定です。

老健に入所されていれば
ご利用者の方は、最低週に2回のリハ職による
マンツーマンのリハを受けられますが
ご利用者の方は、個別のリハの20分よりもずっと長い時間を
車いすやベッド上で過ごされるのですから
その時間、どんな姿勢で過ごされるのか
ということはとても重要になってきます。

ベッドで休んでいるのに
身体がガチガチで筋緊張が亢進したままだと
寝ても身体は休まらない

不適切姿勢による筋緊張亢進をそのままにしておいて
ROM-Ex.をいくらしたとしても
効果がないどころか、逆効果になることすらあります。

適切なポジショニングを設定すれば
ほんの数分後には
全身がリラックスして
「こんなにユルユルになってるの、初めて見ました」
と施設職員の方に驚かれることもよくあります。

こういうことって本当に多いのが残念

同じコトが違うカタチで現れているだけなんです。

食事介助における、誤介助による誤学習で食べ方が悪くなってしまう
認知症のある方に適切な対応ができなくて混乱が増悪してしまう
適切なポジショニングが設定されていなくて全身の筋緊張が亢進してしまう

みんな同じコトの異なる現れに過ぎません。
私たちが変わることによって
目の前の対象者の方の現実が変わるのです。

身体が辛いのは対象者のせいだけじゃない。
混乱してしまうのは対象者のせいだけじゃない。
うまく食べられないのは対象者のせいだけじゃない。

私たちの無知や未熟さによる部分の方がずっとずっと大きい。

だとしたら
ううん
だからこそ
私たちの側の問題だから
私たちが変わることによって
対象者の方のもっている本来の能力が
やっと表面に出てくることができるんです。

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【速報】図書館&OTのコラボへ

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第一報として。

図書館とOTとのコラボへ向けて、新たな動きが!

第一歩が始まります (^^)

詳細は後日改めて。

乞う、ご期待 (^^)

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クローバーホスピタルに行ってきました

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7月28日(木)に
藤沢市にある、クローバーホスピタルさんに
http://www.cloverhospital.jp/index.html
「認知症のある方の理解」というタイトルでお話をしてきました。

窓口になってくださったEさん、どうもありがとうございました。
当日、参加してくださったみなさま、おつかれさまでした。

認知症=脳の病気による障害によって暮らしの困難が起こるのだから
まず、障害をちゃんと把握しようよ
そうすれば、能力を見い出すことができる
一見、不合理なカタチで現れているそこにこそ
認知症のある方の能力も現れている

といった、毎回毎回綴っているようなことですが (^^;
それこそが一番大切なことなのでお話しました。

お話を聴いてくださったみなさまの
これからのご活躍と
みなさまが担当される認知症のある方とご家族の
余分な困難が少しでも少なくなることを
心から願っています。

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