Category: よっしーずボイス(ブログ)

「認知症のある方への対応」@合同会社gene

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4月12日(日)に合同会社geneさん主催で
「リハスタッフのための認知症のある方への評価から対応まで」
というセミナーが東京の日本印刷会館で開催されました。

参加してくださった皆様、お疲れさまでした。

当日の朝、起きてニュースを見ていたら
山手線と京浜東北線が止まっていて復旧の見通し立たず
というテロップが流れていたので
もしかしたら会場到着までご苦労された方もいらしたかもしれません。
お帰りの際は大丈夫でしたでしょうか?

また運営を担当してくださったYさん、
お世話になりました。
どうもありがとうございました。

今年度中にもう1回
同じテーマで同じ構成で東京で
(会場は別の会場になりますが)
お話させていただく予定となっております。
近いうちに合同会社geneさんのサイトで
情報公開されると思いますので、ご確認ください。

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ガンバレって言うのではなく

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実習に来てる学生さんに
「ガンバレ」って言うのではなくて
学生さんが頑張れるように
援助したいと思う。

日々の困難の中にいる方に
「ガンバレ」って言うのではなくて
困難の中にあっても頑張れるように
援助したいと思う。
できれば、困難が少しでも少なくなるように
可能であれば、何かしらの善きことを見い出せるように
援助できるようになりたいと思う。

そのためのチカラを
チカラを扱えるに足る自分を

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誤解の疑問

我慢のしどころ

今を遡ること〇十年
学生の時や若い時に
「どうなるかわからない」
「本当にそうなるのか確信がない」
のに
目標なんて立てられない
目標を立てていいのだろうか?
と感じていた時がありました。

大きな誤解です。。。

100%実現できるかどうか
わからないからこそ目標を立てるんです。

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どうでもよくない話

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重度の認知症のある方が対象だと
感覚系・感情系にターゲットを置いてコミュニケートするので
かなり、感情系の回路を使います。

自分としては
それなりに知的労働もしてるつもりなんですが
(知識と合致させながら行動観察)
結構、感情労働してます。

ある程度の知識を持っていても、これだけ疲れるんだから
知識がほとんど無い状態で
感情系を働かせるしかなければ
どれだけ消耗してしまうか。。。思いやられます。
そりゃー、キツいよー。。。

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どうでもいい話

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このあいだ、ひさ〜しぶりに大好きな本を読んだ。

どっちかといえば、本を常日頃から読んでる方だと思うけど
オフじゃないと、小説系の本は読めない人なんです。

結構、仕事で「感情」系の回路を使ってるから
帰宅後に小説系はダブルワークになりそうで読む気にならない。

仕事で一段落ついたりすると読みたいなーって思う。
至福の時間でした。。。(^^)

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認知症治療病棟のOTの役割 3

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認知症のある方への対応として
いろいろなツール、方法論、手技が提案されているけれど
ツールはツールだからこそ活用できるようになることは必要だけど
ツールの視点で人を見てはいけない。
そう考えています。

ツールはツールだからこそ
限界もあれば効果もあります。
どんな認知症のある方にも
万能な唯一絶対のツールなんてありません。

ツールをツールとして使いこなせるようになることは大切だけど
ツールに目の前の人を当てはめてはいけない。

目の前にいる人の役に立つように
ツールを活用できるようになることが大切なのだと思います。

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認知症治療病棟のOTの役割 2

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ただし、認知症治療病棟は
良くなり次第できるだけ早く退院していただいた方が良いので
いつまでも自分が
身体的なリハをしたり
Act.を提供したり
生活障害やBPSDの対応をしているだけではなくて
他の誰でも再現しやすいように
起こっていることとどうしたら良いのかの両方を
具体的に言語化して伝えられるということも
認知症治療病棟に勤務するOTのもう1つの役割だと考えています。

たとえば
身体的なリハであれば
より充実したリハが行える老健に「つなげる」ために
どういう状態像だから
どんな声かけや関わり方が有効なのかを
明確に言語化しておくということです。

認知症治療病棟の中で
身体的なリハをどれだけ実践できているかよりも
より良い生活環境の中で
より充実したリハを実践できる施設に
より早くより良い心身能力のあるうちに
退院先の施設のスタッフが困らないように
具体的に明確に言語化して「つなぐ」ことができる

むしろ、こちらの方が大切だと考えています。

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認知症治療病棟のOTの役割

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認知症治療病棟でのOTの役割は
1)ADLの維持・向上
2)能力と特性の発揮の機会提供
3)生活障害・BPSDの軽減
だと考えています。

1)ADLの維持・向上としては
一番重点を置いているのが、食事と移動です。
食事は今まで何度も繰り返しこちらでも投稿してきたとおり
多くの場合に、介助を変えることで食べ方が変わります。
もともと認知症のある方が骨折してしまった場合や
CVAを発症してしまった場合などには
できるだけ元の移動能力に戻れるように
あるいは最低限拘縮は作らずに
できるだけ良い身体機能を維持しておくことは
とても大切だと考えています。

2)能力と特性の発揮の機会提供とは
適切なActivityを選択し、適切な場面設定を構築することです。
たとえ年老いたとしても認知症になったとしても
自分の本質は変わらないのだと再体験できる場があることが
認知症のある方にとってもご家族の方にとっても大切です。

3)生活障害・BPSDの軽減に
OTだからこそ、寄与できるコトがたくさんあります。
それは、こちらでもたくさんの投稿をしてきました。

1)〜3)のいずれも
認知症のある方の「障害」と「能力」と「特性」を評価できるから
OTとしての「役割」が遂行できるのだと考えています。

* もしも「評価」が心もとない方がいましたら
是非「認知症セミナー@合同会社gene」の記事をご参照ください。

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