Category: よっしーずボイス(ブログ)

怒りたくなったら

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人間だもの。

時には怒りたくなることだってある。
でも、怒っちゃマズい場合。

そんな時には
思いっきり笑顔を「作る」

しっかと口角を上げて
できれば歯が見えるくらい口も開けて
目尻も下げて

そうすると
怒れない。

「作った」笑顔だけど怒れなくなる。

とりあえず
怒らずには済むようになる。

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相手が大切にしていることを行動で示す

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それが信頼関係の第一歩。

礼儀を大切にしている人なら分離礼を行う。
楽しさを大切にしている人なら朗らかに接する。
おだやかな人なら声のトーンを低めにして接する。

相手が大切にしていることを理解して
こちらが行動で示すようにする。

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評価できるから対応できる

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気持ちだけでは何もできない。
根拠がなければ意味を伝えられない。

クリームパスタをコーヒーゼリーにつけてしまう。
否定するのでもなく、笑って受け入れるのでもなく
(一見正反対のように見えて同じことが違う形で起こっているだけ)
認知症のある方が「そうする必然」を考える。
(「そうする原因」があるのではなくて)

今、表面に起こっている現実だけを見るのではなく
結果として起こっている現実の中に
認知症のある方の障害も能力も現れている。
私たち、障害と能力のプロである作業療法士が寄与できるのは
まさにこの部分にあり、何よりも一番の強みであると考えています。

でも、作業療法士であれば誰でもできるとは思わないし
作業療法士でなければ他の職種の人にはできないとは思わない。
ただ、作業療法士が一番近道にいるとは思っています。

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クリームパスタとコーヒーゼリー(完)

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この時に大切なことは
〇〇してみたら?
◎◎したらいいんじゃない?
などと「自分が」思いつけることを360度列挙するのではなくて
(こういう考え方をする人は多いようですが、それは違います)

「ちゃんと眼で見てる」
「目の前にあるモノをモノとして見てる」のですから
この能力に働きかけるような工夫を考えます。

つまり
「黒いけれど麺つゆ」ではない
認識してもらえるような工夫をするにはどうしたらよいか?

たとえば
平たいお皿にゼリー型をひっくり返した形のまま
細かくしたり、崩したりしないで
立体を保った形のままで提供すれば
「麺つゆではない黒い塊」と見えると思います。
つまり、「能力」にはたらきかけて解決を図るのです。

現実的にはここまでで実用と考えますが
どうしても「デザート」として認識してほしい
要請があるとするなら
デザートらしい食器を工夫する
最終的には別個に提供するということになるかと考えます。

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クリームパスタとコーヒーゼリー(続)

我慢のしどころ

目の前にあるものを見ることはできている。

「白い麺と黒いもの」

何だろう。。。?
そこで登場するのが生活歴の中にある記憶。

白い麺、黒いもの
だから
「そうめん、うどんに麺つゆ」

そう判断したら、パスタをゼリーにつけちゃうよなぁ。

じゃあ、どうしたらつけずに食べていただけるでしょうか?
(次回へ続く)

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クリームパスタとコーヒーゼリー

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「あぁ、なるほど!」
って思うことは、たくさんあって

当院のお食事で
クリームパスタとコーヒーゼリーが献立の時に
認知症のある複数の方が必ず為さることがあります。

いったいどんなことを為さるのでしょうか?

実は
クリームパスタをコーヒーゼリーにつけて食べる
という方が少なくないんです。

私は「あぁ、なるほど!」って思いました。
(次回へ続く)

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「今」をどう受けとめているのか推測する

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認知症のある方が
「今」をどう受けとめているのか、考える。
考えるというよりも推測する。

「〇〇かもしれない」
「△△かもしれない」
等と360度方向「私が」思いつけることを列挙する
のではなくて
(こんな風に考える人って案外多いようですが (^^;
それは全然違います)

A、B、Cという障害と
D、E、Fという能力と
Gという特性のある人が
H、I、Jという状況を
どんな風に受けとめているのか。。。
という風に考えれば
答えは容易に浮かび上がってくる。

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記録は更新される科学は修正される

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かつて、誰だったか忘れちゃったけど
「記録は更新されるもの」って言ったアスリートがいた。

科学は過去の知識の修正の上に成り立つ学問だし。

今、私が言っていることや実践していることは
多くの人によって今まで積み重ねられてきたことを
包含するような新しい視点と考え方です。
まだまだ少数の方にしか届けられていないけど
将来もっとたくさんの方に受けとめられることを願っています。

そして将来
今、私が言っていることや実践していることを
さらに包含するような新たな視点に則った
新たな考え方を提案する人が出てくるとも思っています。

記録は更新され
科学は修正され
そんな風にしてより良くなっていくことを願っています。

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