Tag: コミュニケーション
より大きなチカラで寄与することができるのなら
同じだけのPowerでマイナスにも作用してしまう
「後ろ向きと前向きと、両方の方向に同時に使うことはできない」
この言葉は、アーシュラ・K・ル=グウィンが書いた
「西のはての年代記 ⅰ ギフト」という本のp.250に出てくる言葉です。
この言葉に出会った時には
自分の中の名付けられていない鬱積した塊に
明確にコトとして出会えた気持ちになったものです。
「意図こそが重要」とは
スティーブ・ジョブズの言葉です。
本当にその通りだと感じています。
でも
意図だけでは足りないと私は考えています。
作業療法士はみんな善きコトを
と願って仕事をしているはず
少なくとも、仕事を始めた時には
善きコトを願えば
善きコトが生じるワケではない
善きコトを願っていれば
悪しきコトが生じないワケではない
チカラに扱われずに
チカラを扱えるようになるには
どうしたらよいのか
ずっと考えてきました
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Activityには地表と地下を結びつけるようなPowerがあると思った。
だからこそ
容易に
意図せずとも
「援助」から「使役」にすり替わってしまうし
逆に
その人自身を「再発見」「再構築」する体験ともなりうる…のかも。
「悪しき物語に対抗するために−村上さんのところ/村上春樹 期間限定公式サイト」
http://www.welluneednt.com/entry/2015/02/15/173400
これを読んで
もう少し考えてみたいと思った。
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認知症のある方の
行動変容が起こる時には
認知症のある方だけではなくて
援助者にも変容は起こる
援助者の視点や考え方に
否応もなく変容を迫ってくる
関係性の中で起こる変化は双方向のもの
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前にも書いたことがありますが
「 聞いたことは忘れる
見たことは思い出す
体験したことは理解する 」
この言葉に出会った時に
「あぁ、なるほど!」と思い
以来、何をするにもちょっと意識してきたことでもあります。
最近また1つわかるようになったことがあって
体験のしかたには個人差がある
だから理解にも個人差がある
当たり前のことなんだけど
またひとつ、深くわかるようになったことが嬉しい。
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コップ1杯のお茶ゼリーを
40分以上かかっても飲み終えることができなかった方が
5分で飲み終えるようになったことがあります。
しかも、誤嚥なく。
認知症のある方の能力とその可塑性に
いつも目を見開かされています。
同時に
誤介助による誤学習がなければ
お互いもっとラクに
食べられていたはずなのに
痛切にそう感じています。
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「正しい」援助なんて、ありません。
その時その場のその関係性において
「適切な」援助があるだけです。
その時その場のその関係性において
自分が感じ、判断し、選択し、提供する。
その過程は本当に厳しい。怖い。
でも
自分の脳みそを他の何かに預けたりしない。
一番大切なことを他の何かに委ねたりできない。
知識は活用するものであって
依存するものでも当てはめるものでもない。
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ちょっと相当不遜な物言いかもしれませんが
真実なのだと感じています。
食事介助において
食べさせてるから食べられなくなってしまう
そういうケースって、実はものすっごく多いのだと。
「食べさせる」ことをやめて
「食べることを援助する」だけで
HDSーRが0/30点の方や測定不能の方でも
1ヶ月もしないうちに
再び食べられるようになるのです。
嚥下リハや口腔体操を全くしなくても。
(正確には実施困難です)
下記セミナーでは、スプーン操作の実技体験ができます。
参加していただければ
「食べさせる」ことと「食べることの援助」の違いを
明確に体感していただけると確信しています。
日総研さん主催のセミナー
「生活障害・BPSDを改善する対応の工夫」
http://www.nissoken.com/s/13965/index.html
合同会社geneさん主催のセミナー
「認知症のある方の食べることへの対応」
http://www.gene-llc.jp/seminar_info/?id=1421721432-587034
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平成27年4月12日(日)東京 日本印刷会館にて
合同会社geneさん主催で
「リハスタッフのための認知症のある方への評価から対応まで」
というテーマでセミナーが開催されます。
評価をどのように対応に結びつけていくか
生活障害やBPSDについてはモチロン
骨折手術後のリハでよくあること
Activityを提供する際にどんな風に考えたらよいのか
また、場面設定での留意点など
事例を紹介しながら具体的にお話いたします。
詳細・お申し込みはこちらから
http://www.gene-llc.jp/seminar_info/?id=1421723012-628240
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