Tag: コミュニケーション

2階はどこ? Q編

Aさんに尋ねられました。
「2階はどこ?」
(ここには、2階はありません)
と答えると

「そんなはずはないんだけど、どこ?」
「確かあっちだったよね?」

(2階はないんですけど)

「それはわかった。2階に行きたいんだけど」

押し問答になってしまいます(^^;

さて、こんな時にはどうしましょうか?

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/374

話した言葉を聞くのではなくて

認知症のある方が
話した言葉を聞くのではなくて
認知症のある方が
言いたかった気持ちや意思を
聴きとるようにしています。

認知症のある方は
自分の気持ちや意思を言葉にするのではなくて
意思を現実化する手段を言葉にしていることもあります。

だから、話の聞き方には
実はちょっとしたコツ?注意?が必要なんです。

詳しいことは来週に。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/373

聴き上手をめざす

実習生だけでなくて

対象者とお話をするのが苦手…とか

どんな話をしたらいいのかわからない

…っていう人、案外多いと思います。

「コミュニケーションをとる=楽しく会話して場を盛り上げる」

なんて、誰もそんなこと言ってないのに

何故だかそんな風に感じてしまったりしていませんか?

 

対象者と話をするのが重要なのは

対象者の理解を深めて

対象者に適切なリハを提供できるようになるため。

 

だから、無理して笑いをとろうとしなくていい。

話し上手よりも

聞き上手をめざしましょう(^^)

 

沈黙をおそれず

沈黙が語るもう1つの声にも耳を澄ませて。

 

焦っちゃう…というのは

相手の時間じゃなくて

自分の時間になってる証拠。なんだよね。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/292

問いの立て方

本当は

解き方がマズいんじゃなくて

問いの立て方がマズい

…ってこと、結構あるんじゃないかしら?

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/291

ちゃんと出た

ある方が言いました。

「トイレに行きたい」

そして、トイレで排尿した瞬間

「ちゃんと出た」

 

私は、一瞬、言葉に詰まりました。

ちゃんと出るかどうか、心配で不安だったんだ…

 

私たちが尿意を感じたら排尿することに確信をもっています。

何の疑念も抱きません。

「ちゃんと出た」という言葉は

逆に言えば「ちゃんと出る」かどうか確信がなかった

ということです。

 

もしかしたら

いつかどこかで

「ちゃんと出る時に教えてね」

と言われたことがあったのかもしれない

 

 

「ちゃんと出ましたね」

ちょっと間があいてしまいましたが

言い添えることができました。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/284