Tag: コミュニケーション

認知症治療病棟のOTの役割 3

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認知症のある方への対応として
いろいろなツール、方法論、手技が提案されているけれど
ツールはツールだからこそ活用できるようになることは必要だけど
ツールの視点で人を見てはいけない。
そう考えています。

ツールはツールだからこそ
限界もあれば効果もあります。
どんな認知症のある方にも
万能な唯一絶対のツールなんてありません。

ツールをツールとして使いこなせるようになることは大切だけど
ツールに目の前の人を当てはめてはいけない。

目の前にいる人の役に立つように
ツールを活用できるようになることが大切なのだと思います。

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食事介助のセミナー

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今自分がしている介助が
食べさせている・口の中に入れている「使役」なのか
目の前のAさんが食べることの「援助」なのか
その違いが明確にわかるセミナーです。

合同会社gene
「認知症のある方への食べることへの対応」
http://www.gene-llc.jp/seminar_info/?id=1421721432-587034

参加された方に
食事介助の奥深さと怖さを感じていただければ
そして
認知症のある方の能力と脳の可塑性の凄さを感じていただければ
と思います。

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食事介助 ≠ 口の中に入れる

ちょっと待った

大きくて根深い誤解の1つ

食事介助 = 口の中に入れること
そんな風に思っている人
そんな風に介助している人
って実はとっても多い

でもそれは違う

食事介助 = その人が食べることの援助

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今の1手間が将来の3手間5手間を予防する

我慢のしどころ

だから、今ちょこっと手をかけるのはどう?

今ちょこっとかける手間が
将来の3手間5手間を予防してくれる

今の1手間を惜しむことで
今はラクでも将来3手間5手間かかってくる

認知症のある方への対応も
食事介助でもまったく同じことが起こってる

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意味の合う作業

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私はアマノジャクではありません。

どっちかっていうと
素直な側の人間だと思います(自分で言ってる。。。(^^;

勧められた本は読んでみる派ですし
良いと言われているものは
まず、調べてみたり学んでみたりします。

昨今いろんなトコロで言われている「意味のある作業」

本来、「作業」そのものに意味があるのでは?

私は心底、対象者の方に
的確で適切な援助ができる
作業療法士になりたいと願っているものですが
「意味のない作業」なんて、この世にあるのでしょうか?

「意味の合わない作業」
「意味の合う作業」
これなら、わかりますけど。。。

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自らの技の怖さを知る

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技を技として
使いこなせるために
怖さを知っておくことって重要だと思う。

真にPowerのあるものは
使い方次第。
毒にも薬にもなる。

誤解を招く言い方かもしれないけど
毒としての使い方
マイナスになる使い方を知らずして
本当に薬としての使い方ができるのかな?
と思ったりしてしまいます。

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キャッチボール

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私はボールを投げることしかできない。
受けとめるか、受けとめないかは相手が決めることで
私が決められることじゃない。

受けとりやすいように
工夫することはできるけど。
そこは私がすべきことだから
一生懸命考えて工夫するけど。

まっすぐに
そのまま受けとめてもらって
まっすぐに返してもらったボールは
すっと手の中におさまる。

本当に嬉しい。
頑張ろうって思う。

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信頼される ≠ なじみの関係

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信頼される。。。というのは
顔なじみであれば自然と信頼できるのか?
そんなワケはありません (^^;
。。。それ以上は言いませんが (^^;

信頼に足ると感じられる「体験」があって
誰かを信頼しているのだと思います。

「関係性を作る」「なじみの関係になる」
ことを考えるよりも
その人が困っている時に
あるいは
願っていることに対して
more better な方法で
できれば best な方法で
援助することの方が早道だと思っています。

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