Tag: コミュニケーション

キレイごとでもまわる

キレイごとだからこそモノゴトまわる

「ちゃんとした食事介助は時間がかかる」
って言われたことがあってビックリしたことがあるけど
ちゃんとした食事介助は時間だって短縮される。
(切り替え時だけは時間はかかるけど
それを乗り越えたら質的にも量的にも改善される)

対応の工夫だって然り。

効果のある対応は、能力を見いだすことに始まる。
無根拠な信仰としてではなく
現実を根拠として信頼するに値すること。

効果のないキレイごとは単なるたわごとだけど
効果のあるキレイごとは
その人自身をエンパワメントするだけでなく
援助者をもエンパワメントする。

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なんて幸せ!

優秀で志の高い方たちと
一緒にお仕事できるのは、とてもありがたく幸せなことです。

対応が迅速で的確。
これってなかなかできそうでできないことです。
その上、向いてる方向がブレてない。

相手のため…と言いながら
いつの間にか、自分のほうを向いてる人も多いけど

目的は一貫して対象者。
ブレはない。
スッキリくっきりブレてない。

ほんと、凄い!
思いっきりinspireされました。

そんな凄い方たちと巡り会えて
私はなんて幸せなんだろう。。。(^^)

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プロの養成

例えば
レスキュー隊の養成過程は
過酷な状況においても人を救出することができるように
知識と技術と体力をトレーンングされる
そして必ずクリアすべき条件が設定されている。
クリアできなければふるい落とされることだってある。

プロとしてのスタート地点に立てるかどうか
トレーニングした上で判断される。

OTはどうなんだろう…?

「実習では、OTの素晴らしさや楽しさを教える」
と言ってる人たちは
学生がOTとしてスタートラインに立てるかどうか
トレーニングした上で判断している、できているのだろうか?

卒前の養成よりも卒後の養成に力点がシフトして
でも現実問題、協会の加入率は低下し
個々の職場での養成だって職場任せになっていて
その人たちはこういう現実を
OTという国家資格の質の担保をどう考えているのだろうか?

自分や自分の大切な人が
対象者の側にまわった時にどう感じるのか
…ということを考えたことがあるのだろうか?

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結果として起こることの目的化

あちこちで起こっているような気がします。。。
結果として起こることを目的化する。
う〜ん…

たとえば
実習指導において「実習は楽しくなくちゃ」
たとえば
臨床場面では「認知症のある方の笑顔を求める」

もちろん、実習は辛いほうがよいとか
認知症のある方が泣いたっていい
…なんて言ってるわけじゃありません。 念のため。

実習では、まずは、規定されている到達目標に
学生が達するように援助することがSVの本来の目的なんだし
(学生が楽しいと感じるかどうかは学生の自由であって
SVがcontrolすることじゃない。)
認知症のある方だって、状況認知が明確になったが故に
笑顔がなくなり表情が不安そうになることもあります。
でも、笑顔があったって状況認知が低下している状態と
いったいどちらが「よい」のかは…本当に難しいことです。

結果として起こることを目的化して
本来の目的が揺らぐようであれば
それは本末転倒のそしりを免れえない…と思います。

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努力はムダにはならない

私が卒業して1年目。
準公務員的職場だったからお給料は。。。
必死になって研修に出たり本を読んで勉強しまくりました。
(お金が足りなくてパンの耳食べてたこともある。。。マジで(^^;

だって対象者やご家族の立ち場だったら
まったく同じ時間で同じお金を払うのに
誰だって腕の良いセラピストに担当してもらいたいですよね。

もっと良くなるはずなのに
私が担当したばかりに良くならなかったら申し訳ない。
だから必死だった。

お金も時間もエネルギーも
随分使ったけれど、だからこそ身についたこともある。
そして、努力の積み重ねのある言葉とそうでない言葉は
ちょっと聞けばすぐわかっちゃうんだよね。

今、必死になって頑張っている人は
もしかしたらとてもそんな風には思えないかもしれないけれど
努力は決して自分を裏切らない。

寒さ全開!の今日この頃ですが、お互いガンバロー!

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まず、具体的に伝える

ご家族の方に対応のポイントを伝える時には
Aさんの場合には、こんな風にするとよいです。
…という風に具体的にお伝えするようにしています。
再現できるように…

抽象的なことや一般論は
もう本を読んだりしていてて知ってるんだよね。
でも、それじゃあ日々の暮らしには役に立たない。

具体的に伝えて
具体的に再現していただいて
それから「意味」や「考え方」を伝えると
応用の幅も広がりやすいようです。

その過程において
私もトレーニングされるんだよね。
その過程が積み重なっていって
より深く「意味」や「考え方」がわかるし
だからこそ具体的な方法論のバリエーションも増える
(正確には思いつけるようになる。かな?)

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大回りして方向転換 のココロ

そのまま進行方向に進んでぐるっと大回りして
結果として向きを変える。という方法のココロは

「安全確保」と「相手を否定しない」ということです。

後ろからひっぱられる
その場で180度向きを変える

…ということは、身体的には
バランスを崩しそうになる怖さ・不安感を増す
転倒するのが怖くて嫌がる…という場合が少なくありません。

また、心理的には
自分がしようとしているのに
否定された、邪魔された…と受けとめられがちです。

結果として
進む先が変わればいいんだから
何も今すぐ、そこで、向きを変えることに
こだわらなくたっていいじゃないですか。
大回りしたって要する時間は1分もかからないんだし
ね。(^^)

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大回りして方向転換

番外編ばかりじゃ
「具体的・現実的に役立つ」よっしーワールドの名が泣くので
そろそろまっとうな記事を書かないと… (^^;

ということで
認知症のある方への対応について
昨日の勉強会でもお伝えしましたが
「使える」方法論とそのココロをお伝えしまーす!

認知症のある方がどこか行ってほしくない所へ行こうとしたら
どう対応しますか?
追いかけて後ろからひっぱってその場で方向転換させる
…という対応って案外とてもよくみかけるように思います。
そうではなくて
そのまま進んでいただきながらぐるっと大回りして
結果として戻ってくる
そういう対応がGood!

そのココロは…また明日。

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