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2013年が始まり、最初の1ヶ月がそろそろ経とうとしています。 今年もナオミ・フェイルさんが5月に来日してバリデーションセミナーが開催されます。 詳細はこちらをご参照ください。 公認日本バリデーション協会http://w …
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結果として起こることの目的化の典型例だと思いますが。。。
たとえば
「立ち上がり100回」を励行されるケースもあるようで
かつて某番組である人が取り組もうとされているシーンを見たことがあります。
でも、その立ち上がり方じゃあ、100回できないでしょうに。。。
と思っていたら、案の定途中でギブアップ
それを「やる気のなさ」とご本人も捉えていたので
なんともやるせない気持ちになりました。
「立ち上がり100回」は結果として起こることであって目的ではありません。
100回立ち上がれるような身体のはたらきを習得することが目的であって
100回は結果として行えるようになるだけです。
そのような身体のはたらきを習得しないまま
100回の立ち上がりを「させても」効果がないどころか、逆効果になってしまいます。
つまり
腰痛を起こす、自信喪失、意欲低下。。。いいことなし。です。
誰の得にも、何の得にもなりません。
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対象者の方に
ご家族の方に
一緒に仕事をしている人に
信頼されることは嬉しい。
信頼には信頼に足る結果で応えたい。
そして、その重みを思う。
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平成28年11月13日(日)に
和歌山県民文化会館で開催された
第36回近畿作業療法学会において老年期の教育講演
「認知症のある方のもう1つの言葉〜能力と障害と特性の把握〜」
のお話をしてまいりました。
随分前からきめ細やかにご連絡をしてくださったSさん
学会長の川 雅弘先生
学会実行委員のみなさま
司会をつとめてくださった浦野さんはじめ
たくさんの方に大変お世話になりました。
どうもありがとうございました。
和歌山士会の方はみなさん
とても感じが良い方ばかりで
暖かなお心遣いに感謝の気持ちでいっぱいです。
お土産のことも名産のことも詳しく教えていただきました。
みかんの「和歌山むき」も伝授していただきました!
新幹線の車内でさっそく、いただいたみかんで
奥義「和歌山むき」に挑戦したのですが。。。う〜ん。。。難しい
まだまだ修行が必要そうです (^^;
ですが、おかげさまでしっかりと水分&ビタミンCの補給ができました (^^)
ほうじ茶のお粥も大きな南高梅の蜂蜜梅も初めて食べました!
こちらでは「お粥」と言えば「茶粥」のことで
白いお粥のことは、敢えて「白粥」と言うのだそうです。
病院食のお粥も茶粥と白粥が交互に出るとか。
夏は冷やしたほうじ茶のお粥を食べるとか。。。びっくりびっくり
あんまり私が驚いていたら
茶粥用ほうじ茶やらいろいろとご用意してくださって
お忙しいなかを本当にスミマセン。
お心遣いに感謝です。お気持ちが凄く嬉しかったです。
自分でもチャレンジしてみます (^^)
あら
私としたことが食べ物のことしか書いてない。。。(^^;
ちゃんとお仕事もしてきましたー!
司会の浦野さんから
「認知症のある方のもうひとつの言葉」というタイトルの意味がわかりました」
とおっしゃっていただき嬉しかったです。
参加してくださった方も集中して聴いてくださってどうもありがとうございました。
これだけの規模の学会を
臨床業務をしながら準備為さるのは、とても大変なことだったと思います。
和歌山士会のみなさま、近畿作業療法士連絡協議会のみなさま
どうもお疲れさまでした!
本当にありがとうございました m(_ _)m
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私たちには大きな武器があります。
言葉だけに頼らずに「対象」と「場」を活用できます。
最初に言語を中心としたやりとりで「何を」するのか決める「場」を設けることは重要です。
でも、その「場」を言語だけに限定するのは、もったいないです。
それでは認知症のある方に対して不利益にしかなりません。
言語以外の方法で「何を」するのかを
認知症のある方と「相談」し合うことは可能です。
それはおそらく作業療法士が一番の近道にいる職種です。
そういうことができなければ
少なくとも、認知症のある方に対して適切な「活動・参加」を決定できなくなってしまいます。
決定する過程への参加の機会が保証されなくなってしまいます。
それで本当に良いのでしょうか?
認知症だから仕方がないことなのでしょうか?
私は決してそうは思いません。
状態によっては
HDS-R 0/30 点の方でも
「適切な」Activityを「恊働して決定する」ことは可能です。
私は作業療法士として
認知症のある方に対して
他の疾患の方が保証されている決定過程への参加と選択について、
認知症のある方にも同様の権利が保証できるような方法論の1つとして提案します。
言葉だけでは想起できない
絵カードでも再認できない
けれど体験を通してなら再認できる
そのような体験を私はたくさんしています。
それは私が作業療法士だからです。
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それから
認知症のある方の
特性が良い方向に現れるように
もう一度Act.を再設定します。
この時に特性を「形容詞として詳細に把握」できていると
Act.再設定が容易になります。
「丁寧」と「きっちり」と「慎重」では意味合いが異なります。
仕上がりは、どれもみんな綺麗に仕上がるでしょうけれど
その綺麗さは、何によってもたらされたものかを明確化しておくことが大切です。
Act.には、通常複数の側面があるものです。
認知症のある方の「対象への向き合い方」が最前景となるような側面のAct.の中から
その方にできるものを選択します。
たとえば
丁寧に作業する人には、切り紙
きっちりと作業する人には、メモ帳作り
慎重に作業する人には、三つ編み
など(モチロンこれらは一例に過ぎません)
そうすると
「対象への向き合い方」にピッタリと当てはまった時には
必ずといっていいほど
過去の何らかの関連づけられた体験を想起し言語化されます。
その言葉は大きなヒントになりますから
そのヒントをもとにさらに再設定したり継続したりを最終決定します。
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認知症のある方の
Act.という「対象への向き合い方」をよく観察して
その向き合い方の特性をフィードバックします。
人によって向き合い方は、さまざまです。
早く
たくさん
丁寧に
慎重に
きっちりと
などなど全然異なります。
「手早く為さるんですね」
「もうこんなにたくさんできましたね」
「ていねいに為さったのでとてもよい仕上がりになりましたね」
「間違えないようにとても注意深く為さっていましたね」
「きっちり作られたんでぴしっとできましたね」
などなど。。。
時には
認知症のある方がニコニコして「綺麗ねー」とおっしゃってる時には
私も「わー綺麗。すっごい綺麗。」などと言うこともありますが。
認知症のある方の
「対象への向き合い方」が現れる行動をよく観察する。
認知症のある方の
注意を向けているその向け方に着目して言語化する。
ただ単に
作った、できた、よかった、上手…ではなくて
その過程への向き合い方を理解し、受けとめたということを言葉にして伝えます。
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認知症のある方へAct.を提供する時には
特性を重要視した選択をします。
まず、こういう傾向のこういうAct.だったら
特性に合致してるし、できるだろうなーという見立てのもとに
ハズレないカンタンにできるものを提供します。
最初から、ぴったりハマるAct.を提供することはないんです。
だって、認知症のある方は
たいていの場合、失敗体験・喪失体験を繰り返し体験されてきて
しかも、多くの場合に、その時に適切な援助を受けられなかったことが多いので
「何かする」とりわけカタチになって結果が明確に残るような手工芸系のAct.には
ものすごく強い不安感を示されて
結果として「何もできない」「わからない」と拒否されることが多いです。
だから、最初のAct.は
その方の特性に沿ったもので
「あら、カンタンにできたわ」「ラクにできた」
と感じられる程度のもの「が」いいんです。
そして、私は
そのAct.を通して評価をします。
「どんな風に」行うのかを観察します。
人によって「どこに」力点をおいた行い方をするのかは異なります。
ひと言で言うなら形容詞の詳細化の過程です。
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昨日11月7日(月)に、大井町社会福祉センターにおいて開催された
「認知症サポーター講座ステップアップ研修」で講師を務めてきました。
Mさん、大変お世話になりました。
どうもありがとうございました。
お忙しいなか、ご参加くださったみなさま
おつかれさまでした。
グループワークで
過去の壮絶な介護体験の一端をお聞かせいただき
本当に頭が下がる思いをしました。
いろいろなお話を直接聞かせていただくのは
とても勉強になります。
そして
いろんなことがあったとしても
メゲてなんかいられない!
もっと頑張らないと!
という思いを強くいたしました。
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