Category: よっしーずボイス(ブログ)

「県士会って何?」という声

こちらのサイトには
神奈川県以外の方も作業療法士(OT)でない方も
たくさんお立ち寄りくださっています。
本当にありがとうございます。
これから私が書くことは、神奈川のOTのことを書くけれど
それは職能集団という意味ではどんな職業にも通じるところがあると思います。

職能集団としての県士会…を考えている人はもしかして少ないかも。ですね。
県士会=研修会提供団体。ではないんですが…。

県士会で昨年度地域リハ部が
「認知症者に対する作業療法」アンケートを実施しました。
返ってきたアンケートは107通となっています。
うーん。。。
忙しい日々の臨床の合間を縫ってアンケートに回答するのは
確かに大変だけど…
このアンケート結果の集計があるから
県内の「認知症者に対する作業療法」の一端が明確になったんです。
自分1人だけでは知ることもできないことがわかる。
要望があれば、そのアンケートに記載することもできる。
結果は必ず理事会に報告されるから、今後の研修や企画の参考データになるし
多職種の団体との会合の時にも根拠をもとに話題を提供することもできます。

「OTを理解してもらうのは難しい」っていう声を聞くこともよくあるけど
県士会ではOTのPRをいろいろなところでさまざまなカタチでやってるんですよー。
それらはすべて報告されています。

自分1人ではできないことをみんなで分かち合って頼りになる方に先頭に立ってやってもらう。
役割分担をすることで所属する集団全体の利益にも自分個人の利益にも還元される。
そのことが巡り巡って対象者の方の利益にもなる。

「県士会に入ったってお金とられるだけ」
という声を何回か聞いたことがあります。
それはそういう風に自分でしているんです。
キツい言い方かもですが。

県士会はオープンな組織です。
たとえば、先の「認知症者に対する作業療法」のアンケートがどこで公開されているか知ってる?
県士会理事会の議事録がどこに掲載されているのか知ってる?

お金とられるだけ…という人に限って
それらの情報をまったく知らない
というパターンはとても多いんです。

私たちは
自分の知っていることをもとに判断しているはずなのに
その前提を疑うことができない…よくあるパターンですよね…(^^;

まずは、県士会総会議案書を読んでみてください。
まずは、選挙公報を読んでみてください。
そして、自分が知らないことがたくさんあるということに
知らないでモノを言っていたということに気がついてほしい。
そしたら、知るための努力をできるでしょう?

順序はすっ飛ばせないですよね?
評価なくして治療はできない。
適切に治療をしようと思えば
現状把握としての適切な評価があってこそ。

組織運営も同じだと考えています。
適切なフォロワーシップを発揮して積み重ねた経験があって
適切にリーダーシップを発揮できる。
その過程そのものが組織の活性化につながっていきます。

「誰かのせい」「何かのせい」にするのが
民主主義じゃありません。
それはもう既にあちこちのたくさんのケースをみてきているじゃありませんか。

私たちが今できることはたくさんある。

まずは、総会議案書と選挙公報を手にとって
必ず総会への出席もしくは委任状提出と会長選挙への投票を。

ううん。その前に。
まずは、県士会へ入会してください!
今度の県学会で入会のお手続きもできますよ〜!
新人さんはとりわけゼッタイに。

というわけで
来週の日曜日、4月21日はいざ小田原へ!
第14回神奈川県作業虜法学会へのご参加をお待ちしておりますm(_ _)m
詳細は「第14回神奈川県作業虜法学会公式ウェブサイト」をご覧ください。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/792

4月21日(日)第14回神奈川県作業療法学会が開催されます

来週の日曜日、4月21日に小田原駅西口にある
国際医療福祉大学小田原保健医療学部において
第14回神奈川県作業療法学会が開催されます。

詳細は
「第14回神奈川県作業療法学会公式ウェブサイト」

をご参照ください。

ツイッターは
「 第14回神奈川県OT学会公式アカウント」
@14thodawara
です。

同大学において
第5回定期総会・会長選挙もおこなわれます。
神奈川県作業療法士会正会員の方は
総会へのご出席もしくは委任状の投票と
会長選挙のご投票を必ずお願いいたします。
こちらの詳細につきましては
「一般社団法人神奈川県作業療法士会公式ウェブサイト」

にてご確認ください。

私は上記学会の広報部長を務めています。
学会の運営は県士会の多大なるご支援のもとに成り立っています。
県士会…つまり作業療法士の職能集団あってこそ
学会や各種研修会を安い参加費で深い内容を提供することができているのです。
(今回の学会だって2500円じゃコスパ最高ですよ)
作業療法士一人ひとりが自己研鑽に励むことは当然ですが
職能団体があってこそ、それらのバックアップが可能です。
繰り返しますが、総会へのご出席もしくは委任状の投函会長選挙のご投票を必ずお願いいたします。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/790

可能性を広げるのは私たち次第

立ち上がってほしい時に
ちっとも立ってくれない困った人…とみるか
ちっとも立とうとしない人がどうしたら立ちやすくなるか…とみるか

同じ現実でも
見ているところはまったく違う。

ちっとも立ってくれない困った人
…とみている限り、その人は立ってくれないと思う。
ちっとも立ってくれない困った人
…という見方にそった行動をするようになってしまうと思う。

だって
人間って常に状況に「適切に」対応してるんだもの。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/787

学問とは学び問うこと

「学問とは学び問うこと」

「問うためには学ばなければならない。」

沼野一男先生の著書にあるお言葉です。

「情報化社会と教師の仕事」は
ずいぶん前に出版された本ですが
内容はまったく古くなっていないどころか
現在でも該当することばかりです。
教師をセラピストに
こどもを対象者に
置き換えて読んでみると
リハの世界でもまったく同じことが起こっているとも言えますし
実習指導についても考えさせられることが多くあります。

目の前の現実に起こっていることを
方法論ありき。ではなくて
そのままありのままに把握すること
せめて、そうしようとすること。

「問う」ために必要なもう1つのこと

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/785

思い出話

もうずっと昔
私がまだまだ若い頃
とある研修会の講師のお話がすばらしくて
感動して本当に聞けてよかった…って思った。

「質問があったら何でもどうぞ」
と講師に言われたんだけど
話の内容を咀嚼するのに精一杯で
私には質問なんて思いもつかなかった。

質問できるだけの能力が私にはないんだ。。。

そう思ったことを覚えています。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/782

意図こそが大切

スティーブ・ジョブズじゃないけど
ほんと、そう思う。

何を意図しているのか
曖昧なまま方法論を検討する
これって臨床では案外多いんですよね  。。。(^^;

だから、会議が堂々巡りになったりして (> <)

意図や目的の明確化、共有化をしてから方法論の検討
だと思うんだけど。。。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/779

視点の深さ

視点が違うから話し合えない

って聞いたことがあるけど、そうかなぁ?

視点が違うよりも
視点の深さが違うほうが
話し合いになりにくいけど

だって
一流の人は他の分野の一流の人とだって
通じ合えるところがあるでしょう?

同じ土俵に乗れなければ
相手に配慮してもらってようやくお話になる
…ってことだもの。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/776

関係性で変わる

人ってそういうものじゃない?

だから、友達の友達は友達…とは限らない(^^;

食事介助で食べ方が変わるのと同じように
対応で生活障害の現れ方も変わる

モチロン、ないものねだりはできないから
元通りになることはないし
暮らしの困難をゼロにはできないけれど
今よりは暮らしやすくなる

目指すのは
目の前のAさんがどうしたら
今よりも暮らしやすくなるように
再現性のある方法を
具体的現実的に伝えられることだと思う。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/774