Tag: 状態像

ふだんの会話の中での視点

HDS−Rをとってみて初めてわかることもある

HDS−Rをとらなくても、

ふだんの会話を意識することでわかることもある

記憶の連続性や時、場、人物の見当識など

会話のテーマによって

記憶の連続性が変わることもある

大切なことは

それらの情報をふだんの対応に活かすということ

そのための情報収集

現実には

順序が後先になってることが多いような気がするけど(^^;

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毛糸異食対策

休日など私が不在の時でも
看護介護職員が対象者の方の自主リハを見守ってくれることになりました。
それぞれの方に特定のAct.を準備しておき、それを実施してもらっています。
おかげさまで対象者からも職員からも好評なのですが
いかんせん、病棟の中には、いろいろな方がおられます。
徘徊して異食してしまう方もおられます。
毛糸モップを作っておられる方の所に近寄ってきてカラフルな毛糸を口の中に入れてしまうということが起こりました。
これは何とか対策を考えないと…

イメージ_毛糸ということで考えたのがこちらです。
材料は、100円ショップで買った調味料ポット、フェルト、紙です。
フタの裏にフェルトをはりつけ、側面を紙で覆うことで、中身がカラフルな毛糸であることをわかりにくくしました。
自主リハの方には毛糸の色が瞬間的に認識できるように毛糸の色を表示し、すき間から毛糸が見えるようにしてあります。
フタは通常状態では閉まる形式ということと、開閉が押すという1工程のため、自主リハをやる方にもストレスが少なくてすみます。

この工夫をしてからは、毛糸を異食されることはなくなりました。
Act.をする方も特に不便は感じていないとのことです。

このような工夫をする時の考え方のポイントは
Act.を実施する方と異食リスクのある方とAct.を行う環境のそれぞれについて
能力と障害と特性を把握しておくことに尽きます。

逆に言うと、状態が変われば対応も工夫していかなければならないので
1度工夫して終わり!ではなくて、関係する方の状態像の変化に注意しておくことが大切です。
特に、自主リハでは看護介護職員にその旨きちんと伝えて変化があった時にはすぐに連絡してもらうよう事前に伝えておくことがポイントです。

ちなみに、「毛糸モップ」の詳細はこちら
神奈川県作業療法士会>作業療法Tips>手工芸Tips>毛糸モップ
http://kana-ot.jp/cgi-bin/ga_06ry/main_g.cgi?no=30

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