Tag: コミュニケーション

そのココロは…
『まず復唱』
相手が言いたいことをきちんと受け止めた
…ということを伝えます。
『意図の確認』
2階に行く…という手段の目的、意図を尋ねます。
『意図の達成方法提案』
部屋まで案内。
ここは人により、状況により、対応が異なります。
相手の能力と特性を勘案して
言葉で部屋への道筋を伝えてもいいし
ジェスチャーで部屋の場所を伝えてもいいし
一緒に部屋の前まで行ってもいいし
代わりにお部屋から上着を持ってきてもいいし
大切なことは
なぜ、その方法を選択したのか
自分の中で明確化していること
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「2階はどこ?」と聞かれたら
まず、(2階に行きたいんですね)と復唱してから
(2階に行って何をしたいんですか)と尋ねます。
すると、このように聞かれる方は
たいてい、なんらかの答えを言うことができます。
この方は
「上着をかけておいたからとりにいこうと思って」と
答えられました。
そこで部屋まで案内して、一件落着 。
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Aさんに尋ねられました。
「2階はどこ?」
(ここには、2階はありません)
と答えると
「そんなはずはないんだけど、どこ?」
「確かあっちだったよね?」
(2階はないんですけど)
「それはわかった。2階に行きたいんだけど」
押し問答になってしまいます(^^;
さて、こんな時にはどうしましょうか?
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認知症のある方が
話した言葉を聞くのではなくて
認知症のある方が
言いたかった気持ちや意思を
聴きとるようにしています。
認知症のある方は
自分の気持ちや意思を言葉にするのではなくて
意思を現実化する手段を言葉にしていることもあります。
だから、話の聞き方には
実はちょっとしたコツ?注意?が必要なんです。
詳しいことは来週に。
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実習生だけでなくて
対象者とお話をするのが苦手…とか
どんな話をしたらいいのかわからない
…っていう人、案外多いと思います。
「コミュニケーションをとる=楽しく会話して場を盛り上げる」
なんて、誰もそんなこと言ってないのに
何故だかそんな風に感じてしまったりしていませんか?
対象者と話をするのが重要なのは
対象者の理解を深めて
対象者に適切なリハを提供できるようになるため。
だから、無理して笑いをとろうとしなくていい。
話し上手よりも
聞き上手をめざしましょう(^^)
沈黙をおそれず
沈黙が語るもう1つの声にも耳を澄ませて。
焦っちゃう…というのは
相手の時間じゃなくて
自分の時間になってる証拠。なんだよね。
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本当は
解き方がマズいんじゃなくて
問いの立て方がマズい
…ってこと、結構あるんじゃないかしら?
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ある方が言いました。
「トイレに行きたい」
そして、トイレで排尿した瞬間
「ちゃんと出た」
私は、一瞬、言葉に詰まりました。
ちゃんと出るかどうか、心配で不安だったんだ…
私たちが尿意を感じたら排尿することに確信をもっています。
何の疑念も抱きません。
「ちゃんと出た」という言葉は
逆に言えば「ちゃんと出る」かどうか確信がなかった
ということです。
もしかしたら
いつかどこかで
「ちゃんと出る時に教えてね」
と言われたことがあったのかもしれない
「ちゃんと出ましたね」
ちょっと間があいてしまいましたが
言い添えることができました。
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