Category: よっしーずボイス(ブログ)
ご家族からしてみたら
デイなどのサービス提供施設で働くスタッフは
身近な存在で、だからこそ相談もしやすいと思います。
施設利用中の認知症のある方の行為をみれば
その方の能力と困難と特性がわかる。
ご自宅での様子を具体的に教えてもらえれば
「何が起こっているのか」具体的に推察できると思います。
そうしたらどうしたらいいのかがわかる。
相談された時に
具体的に方法論を提案することができれば
ご家族はとても助かると思うし
何よりも困った時に力になってもらえる
という具体的な体験を通して
今後に起こるかもしれないことに対しても
不安はあっても前向きに向かっていこうという
エンパワメントされる体験になると思います。
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認知症のある方に対して
さまざまなサービス利用をしていただく
…ということはよくあると思います。
この時に考えておかないといけないことは
サービス利用という外部の援助は
目的ではなくて手段であるということです。
サービス利用によって
対象者とご家族との関係性の中での変化が
起きればよいのですが
そうでないと、ご家族が無力感を抱いてしまうおそれがあります。
今後起こるだろう病状の変化に
対応していく意欲をそがれてしまっては本末転倒です。
いろいろな人と一緒に頑張っていこうと感じていただけるように。。。そのためのサービス利用なんだと思います。
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変化の実感を待つことが大切です。
今まで試行錯誤して頑張って工夫されてきたことが
なかなか効果が出なかった繰り返しをされていると
もう一度挑戦してみようという気持ちが湧いてこなくても当たり前だと思います。
だからこそ
やってみようかと思っていただけるような
具体的な現実的な方法論を提案できることが大切です。
まずは、変化を実感してもらえることが一番大切な時です。
援助者はここで焦ってはいけないのだと思う。
先を焦ってたくさんの方法論を提示することではなくて
本当に有効なピンポイントの方法論を1つ提示する
その1つを選べること。
よくありがちなのが
先を焦ってあんまり役に立たないような
抽象論総論一般論を並べてしまう。。。
あれもこれもたくさんのことを伝えてしまう。。。
それでは、逆効果になってしまうのだと思います。
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まずは、目の前の困難の改善を
相談者ができるようなことを1つ
具体的に提案します。
この時一番大切なことは
相談者に
「変われるんだ」
「できた」
「よかった」
と感じてもらえること。
それだけで
まずは十分なんだと思います。
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2月15 日(土)に
徳島のあわぎんホールで開催された
第8回 全国精神科栄養士協議会NNPセミナーの
シンポジストの1人として出席してきました。
当日朝の飛行機がキャンセルになり
なんとか品川にたどり着き新幹線に乗ったものの
岡山で今度は足止めされ、結局遅れて会場到着。
申し訳ない。。。
みなさまに暖かく迎えていただき恐縮です。。。
終了後にたくさんの方のお話を伺うことができ
大変勉強になりましたし
明日へのパワーをいただきました。
どうもありがとうございました m(_ _)m
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観察で大切なことは
能力を見いだすということだと考えています。
BPSDを含めた生活障害は
能力を使って何とか対処しようとしているから起こる
対処への意欲と努力が
より合理的な方向に向かうように
そのためにはICIDHではなくてICFの考え方で
原因ではなくて必然があると考えることで
どう対応したらよいのか…道が開けてくると感じています。
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まずは
今、何が起こっているのかを
判断を加えずに観察することが
大切なのだと考えています。
(精神科専門のOTが陥りやすいワナは、ここにあるんじゃないかと感じています)
知識がないと観察できないから
焦って予測や方法論をあてはめようとしてしまいがちだけど
わからないことは、わからないままに
判断を留保したまま観察をすることが大切で
諸般の事情で方法論を優先した時にも
結果だけではなくて
方法論がもたらした意味を考えておくことは必要だと思う。
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「どうしたらよいのか … 」
そう問われて
過去の体験や本や研修会で聞いた方法論を
「こんな風にしてみたら?」と答えても
Aというケースで有効な方法論が
Bというケースでは有効ではないことが圧倒的に多い
たとえ、表面的な現れ方が同じでも
Aというケースで起こっていたことと
Bというケースで起こっていることが
違っているから
専門家と呼ばれる人たちにとっては
Bさんのご家族から初めて受ける質問であっても
ご家族の方はワラにもすがるような思いで
同じような質問を
たくさんの専門家に繰り返ししてきたかもしれない
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