「あれ?立てた」
この言葉がスッと出てきたということは
立てないものだと、認知症のある方自身が思っていた
ということを意味しています。
その前提として
立てない体験がずっと続いていたということも容易に推測できます。
さらにその前提として
職員も暗黙のうちに「立てない」として対応していたということが推測できます。
認知症のある方も職員も「立てない」と思い込んでいる。
立ち上がりという日常の中で頻回に行われる動作場面において
体験するたびにその思い込みが強化されてしまっている
まるで催眠にかけられたかのように
こうなると悪循環
どんなに機能アップを意図して大腿四頭筋の筋力強化をしても
実際の場面では真逆の体験をして
思い込みを強化しあってしまっているので
立ち上がれるようにならない
ということになってしまいます。
じゃあ、どうしたら良いのか
別の体験もしくは擬似体験が必要
「あれ?立てた」
そこから次の展開に持ち込める第一歩が始まります。
展開のキーワードは「エラーレスラーニング(誤りなし学習)」です。
なぜかというと。。。
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