会話の工夫8



「認知症のある方に怒ってはいけない」というのは、
ケアの常識としてご家族の方でも一般の方でも知られていると思います。

でも、私はご家族にはそう言えません。。。

プロとして、お金をもらって、時間限定で接していても
時には自分の心の中に怒りの感情が湧いてくることはあります。
プロだから、自分の感情をぶつけてはいけないと思うけど
ご家族はご家族であってプロではない。
しかも、時間も空間も制限なしに常に一緒に暮らしているのだから
時には本当に怒りたくなることだってあると思う。

「怒ってはいけない」って言われたら
「じゃあ、どうしたらいいんですか?」って
ご家族は言いたくなると思う。

それに対して本当に効果的な方法を常に回答できる人なら
怒るなって言っていいんだと思う。
「こうしたら怒らずに済みますよ」
現実的に具体的に効果的な方法を回答できるように
ならないといけないんじゃないかと考えています。

私はまだその域には達していないので、ご家族には
「怒りたくなることもあると思いますが、怒っても状況は改善しないのです」
と伝えています。

そして
前の記事で書いたように
「怒りたくなったら大きく口を開けて笑い顔を作る」
ことを提案しています。

同時に
怒らずにすんだかもしれない局面に変えるために
どうしたら良いのかを検討するようにしています。
すぐに答えが出ないこともたくさんありますが。

  

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