食事の姿勢のことです。
食事をする時には、良い姿勢で食べましょう。
股関節90度、膝関節90度屈曲位が正しい姿勢です。
…ということで、振り子式車いすにかろうじて座っている人も食事中に起こされて食べにくそうにしている人をよくみかけます。
うーん…
上体はムリに起こさなくても大丈夫。
それよりも、頸部の角度が誤嚥防止には重要なのです。
上体をムリやり起こして良い姿勢を作ったとしても
頸部後屈してしまっていたら
それこそ、誤嚥一直線(> <)
ふだん、ただ座るだけでも、ちゃんと座ることができない方が
座る+食べることを両立しておこなえるでしょうか?
食事というのは楽しみであると同時に生命に直結した行為です。
まず、安全に食べられることが何よりも大事です。
看護学の教科書にも90度の常識が書かれているそうですが
だからこそ、実際の現場で
頸部の角度確認の重要性を声を大にして訴えていかねば…!
「良い姿勢」「正しい姿勢」もいいですが
目の前の方にとって「より適切」な姿勢を担保することが
第一優先なんじゃないかしら…と思うのであります。
そして、その時にその姿勢が「適切」かどうかの判断根拠は
何を為すための姿勢か…ということ。
目的とする行為が何なのか…ということだと考えています。
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