段階付け…という言葉ってもう死語になってしまったのでしょうか?
「何をしたらいいのでしょう?」
と聞かれることはあっても
「どのようにしたらいいのでしょう?」
って、あんまり聞かれないかも(^^;
同じ1つの課題でも素材や方法や場面設定を工夫することで
いろいろな状態像の方ができるようになります。
むしろ、既に知られていたり、市販されている課題で何の工夫もしないでできることのほうが少ないと思います。
工夫をする…ということこそが大事
たとえば、おなじみの「毛糸モップ」
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何の工夫もしないでできる方もいるかもしれませんがこの方法でできない…からダメ!ではなくて作業療法士としては、ぜひ、ひと工夫を!
たとえば…
「毛糸モップの工夫」
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お年寄りの方
とりわけ、認知症のある方は
過去、嫌という程、失敗体験や喪失体験を重ねてきて
今もなお、その過程の中におられます。
毛糸をハンガーに結びつけるということを初めてするのですから
方法を覚えるというコトの難しさ+手指の協調性、巧緻性の低下という
短期記憶と身体能力という心身両面の困難に同時に直面することになります。
この場合にえてして
「うまくできない」という体験が
老化による協調性や巧緻性の低下という身体能力の低下なので
焦らずじっくりとやってみよう…とならずに
漠然とした「なぜかうまくできない」体験にとどまり
焦りや不安感を引き起こし
「こんなこともできなくなってしまった」
という認識になってしまいがちです。
ちょっとしたやりにくさ
…というものが大きな阻害因子となってしまいます。
短期記憶が低下している方に
初めての課題を導入する時には
身体的な要素への配慮が必要です。
単に「できる」「できない」ではなくて
「よりラクにできる」
「よりカンタンにできる」
そんな丁寧な方法を工夫できるのは私たち作業療法士ならでは…だと思います。
課題の選択に敏感になるのはもちろんですが
課題の工夫ということも、とても大きな課題だと考えています。
対象者の能力と困難と特性の把握ができて
初めて可能なことなのですから。
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