FTDや若年性認知症のある方でも
オーラルジスキネジアが出る場合が実はかなり多くて
SDATのある方の場合よりもさらに注意が必要なんです。
SDATのある方のオーラルジスキネジアは
「食べる」という口腔のはたらきについて失行の要素がからんでくることは少ないように感じています。
FTDや若年性認知症のある方の場合には
「失行」と「誤学習」がからんでくることがあります。
11月 06 2013
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11月 05 2013
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11月 01 2013
オーラルジスキネジアのある方は
ご自身でお食事を食べている場合には
食べ方の困難はほとんど表面化しません。
だから、たいていの場合には
「食事は自立」「食事は問題なし」と判断されます。
ところが、自力摂取していた方が何かの理由で
例えば、手の骨折や肺炎などの体調不良によって
一時的に食事介助が必要になると
「とても食べさせにくい」と感じることになります。
なぜなら
今まで気がつかなかったけれど
顎や舌が勝手に動いているから。
気がつく人は、ここで初めてオーラルジスキネジアの存在に
気がつくことになります。
けれど、まだ気がつけない人は
「食べ方が下手になった」と判断し
「体調不良のせい」「認知症の進行のせい」
と判断してしまいがちな現状があります。
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10月 08 2013
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9月 09 2013
作業療法総合研究所さん主催の
「食べることの援助」研修会が無事終了しました〜!
会場をお貸しくださいました虎ノ門病院の方
運営にあたられたスタッフの方
そして「食事」について
重要視されていない現状にもかかわらず
貴重なお時間を割いて参加してくださった方
どうもありがとうございましたm(_ _)m
食事介助は誤解されています。
口の中に食塊を入れることができなくなったから
口の中に食塊を入れてあげればいい
ムセなければOK
ムセるのは対象者の障害で介助方法は無関係
そのように誤解されています。
でも決してそうじゃない。
最も重度の認知症のある方でも
平日一回介助を変えるだけで
食べ方が変わる。
そのくらい「食べる」潜在能力をもっていて
介助する側が知識がないために
潜在能力を発揮していただくことができない
それが現実に起こっていることなのです。
このことを伝える「場」を与えてくださって
本当にどうもありがとうございました。
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7月 09 2013
平成25年9月8日(日)
東京港区の虎ノ門病院3階講堂にて
「食べる」ことの援助ー今起こっていることと今後への提案
というタイトルで研修会が開催されます。
主催は作業療法総合研究所http://ot-lab.org
【開催案内】はこちら
作業療法総合研究所の会員(無料)になると
早期申込受付の特典があります。
これを機会に入会のご検討もどうぞ(^^)
この研修会では
会員の方の申込受付は7月8日(月)〜9月3日(火)
会員外の方の申込受付は7月22日(月)〜9月3日(火)
となっています。
ご注意くださいm(_ _)m
研修会には会員外の方もご参加いただけます。
作業療法士以外の職種の方も参加OKとのことです。
ありそうでないのが
スプーン操作を中心とする食事介助の研修会です。
みなさま、お誘い合わせのうえ、奮ってご参加くださいませ☆
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7月 03 2013
実は、認知症のある方で
オーラルジスキネジアがある方は
少なくありません。
そのような方でも自力摂取している時には
食べ方の問題はあまり表面化してきません。
ですが、何かの拍子で食事に介助を要するようになると
介助のしにくさ…食べにくさといった課題が
表面化するようになります。
たとえ、オーラルジスキネジアがあったとしても
ご自身で食べやすいように
全身を協調させることができていた
けれど、他者の介助に合わせることは難しい。
その方の食べ方に合わせて介助することが難しい。
このようなケースにはよく遭遇します。
ムセない=食べ方OK
食べこぼしがない=食べ方OK
ということではないのです。
問題が表面化していなくても
食べ方そのものの評価が大切なのです。
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3月 13 2012
なぜ、昨日書いた記事のようなことが起こっているかというと…
主に、食事場面に関わる人の評価の視点が
「食べ物をこぼさずに口の中に入れられるか」
「ムセていないか」
の2点だけになっているのではないかと思われます(^^;
口腔内で食塊形成できるか
咽頭へ食塊を送り込むことができるか
等の口腔期のはたらきについて
あんまり確認されずに食形態が選択されているんじゃないかと
思われます。
食後に口腔ケアをすると思うのですが
口の中いっぱいに食べ物が残っていたり
頬の内側に食塊がこびりついているのを見てはいても
その現実が意味している状態像とが結びつかないのだと思われます。
治療が終了し
入院前の施設に戻る時には
食形態の変更とその根拠、食事介助方法についても報告しています。
不適切な食形態を選択していた…のですから
理由はどうあれ
状態像を把握できていないことを示しています。
より正常に近い食べ物を食べさせる
のが良いケア、リハではなくて
その人の状態に合った食べ物をその人が食べることを援助する
のが適切なケア、リハなのではないでしょうか。
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