9月 2012 archive

HCR2012行ってきました

HCR(国際福祉機器展)に行ってきました。
http://www.hcr.or.jp

歩きまくりましたー!

でも楽しかった。
新商品を直接手にとって確認できるのはありがたいことです。
毎年毎年、新たな発見もあるし。

最近は、カート持参(^^;
会場に着いたらまず宅配便コーナーに直行して
段ボール箱を受け取ることから行動開始です。

もらったカタログは
カートにくくりつけた段ボール箱の中にどんどんと入れて
最後に職場に送って任務完了!

一番最初に行った時には
ヒール履いてたくさんのカタログとサンプルを抱えて
痛い目に遭いましたから(^^;
以来、学習しました。

OT協会のブースもありました(^^)
おつかれさまでしたm(_ _)m

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カントリーマームアイス購入☆

新しもの好きの私としては
ぜーったい食べたかったものの1つです (^^)

ふふふ (^^)

ちなみに
私は、しろくまくんの棒のアイスも好きです。

カントリーマームアイスとは
http://www.akagi.com/products/10495.html

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ひも三つ編み

キャッチボールは「やりとり」の象徴の1つとして、どんな分野でもよく使われているAct.の1つだと思います。
でも、相手めがけて投げることや投げられたボールを落とさずにつかむことができないと導入するのは難しいですよね。
私も風船やバランスボールで代用していた時もありますが、それでも難しい方がいらっしゃいます。
疎通困難で注意の転導性が著明だったり、対象との距離があると認識しづらくなってしまう方など…同じような経験のある方も少なくないのではないでしょうか。

そこで、使えるアイテム、ひも三つ編み登場 (^^)
ひも三つ編み
荷造りしたり、応援用のポンポンを作る時に使うスズランテープを使います。

まずは、相手にテープ端を持ってもらい、私が三つ編みをします。
この時に、私が編む作業に同調してテープ端を引っ張りながら持つことができるかどうか…がポイント。
これができるということは、言葉は介さないけれども、相手を認識して相手との恊働作業をおこなえるということを意味します。

疎通困難で注意集中ができなくて失敗への予期不安が強く情緒不安定な方が他者との恊働作業に集中することができるなら、もうそれだけでも十分だと思います。
非言語のレベルでの「やりとり」という体験をする…ということの意味はとても大きなものがあると感じています。

言語的な意思疎通が困難であったとしても
私が編みやすいようにひもの引っぱり加減を調整する方もいます。
常に一定のテンションでなく微調整しているのです。
また、長い時間続く時には、疲れないようにひもの持ち方を変えたりという工夫をする方もいます。

非言語ではあるけれど
非言語だからこそ、わかることもあります。

それだけではなくて、認知症のある方の場合、さらにその次に進むことができる場合も多いのです。
ひもを触ったり、結んだり…手いたずらを通して「三つ編み」することを思い出す場合も多々あります。
三つ編み…おさげ髪を結ったり、わらじを編んだりと昔の人は「編む」ことはなじみのある動作です。
手続き記憶を活用しやすいのです。

この時にポイントはいくつかあります。

まずは、疎通困難な方や注意集中困難な方には、ウォーミングアップの過程を怠らないこと。です。
挨拶であったり、笑顔でのアイコンタクトであったり…
使う材料を手いたずらする…なんてことも制止したくなるかもしれませんが
手で材料に触れるということは重要な対象認識の一過程でもあるので大切にしていただきたいと思います。
対象者の傍らに寄り添っていれば、まだ「その時」ではないのか、あるいは導入開始の時なのかといったタイミングがわかると思いますので、そのタイミングを逃さずに介入してみてください。

また、対象認識が低下している場合には認識しやすいような工夫も必要です。
例えば、スズランテープを3色使うと重ね方が明確になりますし
言葉で「左端のひもをもって…」と説明するよりも、「赤いひもをもって…」と説明したほうが理解しやすくなります。
「左端」という言葉は相対的な説明ですので1つの場面内の複数の対象を認識してさらにそれらの相対的な関係性を認識できていないと理解できません。
このような説明は認知症のある方にとってハードルが高すぎます。
一目瞭然という場面設定、作業に語らせるという場面設定を工夫することが重要なのです。

そして、何よりも重要なことは、三つ編みができるようにという観点から引き算で対象者をみない。ということです。
ここができないから三つ編みできない…ここをがんばってできるように…ではないのです。
それでは三つ編みを「させる」ことになってしまいかねません。

非言語での恊働作業ができるだけでいい。
1人でひもで手遊びに集中できるならそれでいい。
三つ編みできたら「もっと」いいね。
というように、今を否定せずにプラスを積み重ねていく「みかた」です。

スズランテープは材料費が安い。入手しやすい。
ひも三つ編み
そして、何よりもシンプルな工程で段階付けや切り替えをスムーズに展開しやすい…というところが大きな利点です。

どの分野でも使われているキャッチボールですが
キャッチボールが象徴している「はたらき」を活用したAct.として「ひも三つ編み」をご紹介しました。

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引き算で現状を指摘しない

もうひとつは…

現象をあるべき理想像から引き算で観ていろいろ指摘したって
対象者の方はよくはならない。

現象を対象者の方の目標にそって
足し算で積み重ねていく
今の次の状態をこちらが具体的にイメージできることが
対象者がよくなっていくことに結びついている。

次にどうなっていくのか
「具体的に」イメージできていないと
対象者の状態によらず
よくはならないと感じています。

昨日と今日の
この2つの問題は
とてもとても大きな根深い問題だと感じています。

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現象に投影されているコトを観る

現象をみて
その現象にいくら言葉を当てはめてみても
それは評価にはならない。

その現象に投影されている
能力や障害を観ることで初めて評価に結びつく。

ここを誤解している人が多いと思う。

そしてもうひとつは…また明日☆

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映画「最強のふたり」観ました(^^)

すっごーくおもしろかった!です。
ずーっと笑ってました(^^)
でも、コメディーじゃないんですよー。

正真正銘のヒューマンドラマ。
真っ向勝負の映画です。

公式サイトはこちら
http://saikyo-2.gaga.ne.jp

邦題の「最強のふたり」よりも
原題の「Untouchable」のほうが
ストーリーとテーマを的確に表していると思いますが
ピッタリくる日本語がまたないですものね…。

「触れられない」と 「触れない」は全然違う。

「触れる」ことが触媒となって起こる自らと人生の変化。

そして彼らは決して言葉にはしないけれど
この映画は笑いにくるんで
鋭く光るナイフのように語りかけてきます。

「あなたは?」

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不思議なもので

仕事してると
ちょうど良いタイミングで
新しい対象者の方と出会ったり
新しい仕事と出会ったり
以前の経験の応用を求められたり
新たな発想を求められたり

不思議なもので

それらによって
自分の考えがさらに広くさらに深くはたらくように鍛錬される

こう書きながら
新たな気づきがひとつ。

そっかー。そうなんだ。

でも、ほんと、不思議。

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リンゴがあるよ

There is an apple.

There are few apples.

英語では、見たままを言葉にする。

でも、日本語なら
「リンゴがあるよ」
だけで個数には通常触れないと思う。

逆に言うと
省略することに慣れているという面もあると思うけど。

個数に特別の意味があるのでなければ。
(たとえば、子どもの友達が3人遊びにきていて、リンゴが4つあるから皆で1人1個ずつ食べな…ということを暗に伝えるとか)

リンゴがあるよ…って言われたほうは
パッと振り向いて、個数などを
それこそ、パッと目で見てとる。

日々の暮らしの中で
使い続けている機能はダテじゃない
自明の文化の中にあって
個人が活用してきたはたらきは
たとえ認知症になったとしても残っている。
自覚されにくいだけで。

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