認知症とは

認知症とは「認知症」とよく一言で言いますが
実は、認知症という単一の疾患名はありません。

認知症という状態像をひきおこすさまざまな疾患があるのです。
(たとえば、ADアルツハイマー病やDLBレビー小体病など)
認知症…というのは、いわばそれらさまざまな疾患の総称です。

巷では、認知症に対しての対応マニュアルの本などをたくさん見かけますが
うーん、どうなんでしょう。
認知症を引き起こす疾患によって状態像はさまざまです。
Aさんに対して有効なことがBさんに対して有効でないことはヤマほどあります。

どのように対応したらいいのか…という切実な問いは
実は、単に答えを求めているのではなくて
どのように考えたらいいのか…という問いの、カタチを変えたもうひとつの問いなのです。

私たち専門家と呼ばれる者は
その時その場のその関係性において
どのように感じ、考え、対応したのか
説明できる責任を常に負っていると考えています。

そのためには
どのように考えたらいいのか
…という根拠の1つとしての
疾患や障害に対する知識は必須です。

このカテゴリーでは、
認知症を引き起こす病気と障害像について
とっかかりとなるような導入的な知識を体験談とあわせて書いていきます。

 

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