ADLは上げるんじゃなくて上がるもの
「歩かないと歩けなくなっちゃいますよ」
という言葉は百害あって一利なしだと考えているし
「食べないとダメよ」
という言葉も百害あって一利なしだと考えています。
歩く、食べるに必要な能力を持っているのにしないという場合には
しないだけの必然性がある。
(原因や理由ではなくて)
無理矢理食べさせて誤嚥性肺炎になったら
元も子もないし、そんなの本末転倒
「上げないと上がらない」と考えている人は
実は認知症のある方の能力を過小評価しているんじゃないかな
認知症のある方の能力を信頼していれば
状態像を明確に把握していれば
「どのような状況下でならできる」
ということがわかるから
まずは、その環境作り(自らの対応を含めた)から着手すると思う。
ADLは結果として上がっていく
その過程を明確に認識ながら
その都度環境(介助方法を含めて)を対応させていくことが
「一人一人に寄り添ったケア」の実践だと考えています。
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