BPSDは私たちが名付けた「名前」であって「実態」ではありません。
本来なら「名前」をつけたところから
その「名前」も併せ持つAさんの困りごとに対して援助することが
私たちの仕事なんじゃないかと思います。
ところが
現実にはBPSDという名前がついたところから
名前だけが一人歩きしてしまって
どうしたら名前を減らせるか、なくせるか
という視点で対応されてしまう。。。
Aさんという一人の人の「存在」、Aさんという一人の人の「在りよう」が背景化してしまう。。。
「AさんがBPSDをすることもある」という見方ではなくて
「BPSDのAさん」という風に固有名詞化させてしまう。。。
Aさんが徘徊していない時だってあるのに
そこには注目されずに
徘徊していることだけがクローズアップされてしまう。。。
そういった現行の在りように違和感を抱いている人は決して少なくないと思います。
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