ずいぶん前に
ネットで見かけて気になっていたことがあります。
ドリルと穴のお話です。
T・レビットという人の「マーケティング発想法」という本の冒頭に
「ドリルを買う人が欲しいのは『穴』である」という言葉が記載されているのだそうです。
あぁなるほど!と思いました。
ドリルは手段として必要だから買うけれど
目的は穴を開けることだ。
どんな場所にどのくらいの穴をどんな風に開ける必要があるのかは
聞いてみないとわからない。
でも得てして私たちは、ドリルが欲しいんです。と言われれば
どんなドリルが欲しいんですか?と尋ねても
そのドリルでどんな穴を開けることが必要なのでしょうか?とは尋ねない。
あぁ。。。あるあるです。。。
同じコトが違うカタチで起こっている。
認知症のある方の生活障害やBPSD
食べることの困難や
Act.の選択
希望ややりたいことを尋ねること
目の前で起こっていることだけを切り取って
問題として捉えて解決しようとする。
本質は問題ではなくて
能力も障害もあるからこそ、何とかしようとしている
だから、どんな風に何を何とかしようとしているのか
そこをこそ、観ることによって確認することが大事。
希望や、やりたいことは
まさしく、「ドリル」であって
希望ややりたいことという言葉に投影されている「穴」を確認することが大事。
こちらのサイトには、明確に書かれています。
http://marketing-campus.jp/lecture/noyan/045.html
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