世の中、良いとこどり、なんてものはないと考えています。
モノゴトというのはプラスマイナスいずれもの側面をもっていると。
パワーの強いものは効果が大きい反面、裏目に出た時の逆効果の作用も大きいと。
Activityについても同じコトが言えると考えています。
確かにActivityのもつパワーは強く深いと感じています。
ただし、適切に扱えなければ逆効果になってしまう。
作業療法士はもちろん、Activityを扱ったことのある人なら経験したことがあるはずだと思います。
善かれと思って提供したけれど、かえってご本人に辛い思いをさせてしまった。。。
レクなのに混乱してしまった
昔とった杵柄なのに嫌がった、できなくて落ち込んでしまった
見た目綺麗にできたのに終わってから怒りっぽくなってしまった 等々
そういう時に「認知症だから仕方ない」 等々の言葉が出るかもしれませんが
提供側の方法論や提供内容などについて検討してからでないと言えない言葉だと思います。
「まず第一に患者を傷づけない」
という立場に立てば、良いコトをしようというよりも悪いコトをしない
という方向性を明確にする必要性が生じてきます。
Activityを的確に扱えるようになるために
「やることのマイナス」についてもっと自覚的になる必要性を感じています。
マイナス面を知っていて回避できるからこそ
プラス面を活用することができる
作業療法士が職域拡大や他部門などへのPRとして
作業療法の成功例を語るのは良いことだと思う。
けれど、作業療法士同士で「作業療法ってスゴイよね」と語り合うよりも先にすべきことがあるのではないかと思います。
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