場の構造とAct. その2

今は診療報酬にしろ介護報酬にしろ
個別…という誘導が為されているから
OTと対象者の方とマンツーマンでやる「しか」ない
と考えるかも。ですが、「テ」はあります。

OTのいる「場」によりけりですし
使える「場」によりけりですが。

規定上、「個別」という「20分やる」という枠組みは
20分以下では認められませんが
20分以上「やってはいけない」ことを意味してはいません。

たとえば
対象者の方が1人ですることは報酬としては認められなくても
実は、とても意義あることですし
自立支援の観点からは推奨されることだと考えています。

(報酬として、リハの自主トレ加算があったら面白いのに
…と思っています)

広いスペースがあるなら
個別の時間はOTがいるからこそできることを行い
その後は対象者の方自身ができることをしていただく
という設定もできますし

リハ室以外のところで
対象者の方自身ができることを行ってもらう
のもいいのではないでしょうか。

自主トレが組める…ということは
対象者の方の能力と障害と特性が把握できて
なおかつ、対象者のいる「場」の把握ができて
初めて設定できることでもあります。

自主トレを適切に組めるように考えることは
OT自身のトレーニングにもなると考えています。 

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