対応の誤解 1−Ab

我慢のしどころ

A:「じゃあ、認知症のある方の言動を否定しないとして
どうしたらいいのでしょうか?」

Q:それは
認知症のある方の感情や感覚にそって
受け答えをすると良いと思います。
事実関係について真偽を伝える…ということが
適切なケースもあるとは思いますが
基本的には、事実よりも
そのように受けとめた感情や感覚にそってお話を聴くと
良いと思います。

その場しのぎをするように
ごまかしたり、笑わせたり、気をそらせたり
ということではありません。

暮らしの場面では
その場しのぎだって必要なこともあると思います。

そのような場合には
自分の中でその場しのぎをしていると自覚しながら
その場しのぎをすることが優先されると思います。

普通に考えて
誰だって常に100%完璧完全なことをしながら
暮らしている訳ではありません。

問題なのは
その場しのぎにしか過ぎないことを
適切な対応と誤って認識して
しかもそれらが推奨・流布されていることだと考えています。 

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