Tag: 視点
ICIDHの考え方は、私たちに非常に大きな影響を与え
今も根深く私たちを支配しています。
「原因を探索し改善する」
という言葉は、認知症のある方のBPSDや生活障害を改善する
ための方策として、よく聞く言葉だと思います。
一見、正しそうに聞こえる。
そこがまさに落とし穴なんです。
この言葉は、ICIDHに依拠した考え方です。
ICFという言葉は知ってるという人でも
私たちの日々の関わりをどう考えるのか
という段階でICIDHに戻ってしまう人ってとても多い。
ICFという言葉つまり概念を
どうケアに活かすのか…ということについて
突き詰めて検討されていないのではないだろうか?
という疑問を抱いています。
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モノゴトの良し悪しは相対的。
だったら、
マンネリだって活用しようと思えば活用できるはず。
上手に活用しているのが
長寿番組なんじゃないかしら?
細部は異なっていても
おおまかなパターンは決まっている
つまり、展開の予測の幅がある程度規定されている
視聴者は自らの予測を裏切られない
期待通りの展開が進む
そんなに集中しなくてすむ
そんなに考えなくてすむ
少ない投資でまずまずのリターンが得られる
規定された構造
というのは、安定しています。
その安定を
つまらないとみるか
安心とみるか
コップ半分の水を
半分しかないとみるか
半分もあるとみるか
「みる」のは
自分でもなくて、職員でもなくて
認知症のある方。なんだよね。
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たぶん、多くの人が誤解していると思う。
本当に、ピンチはチャンス。なんだよね。
現在の「場」が成長成熟していくための
現在の「自分」が成長成熟していくための
認知症のある方が
たとえ、衰えたとしても衰えようにそって暮らしていくための
だから
BPSDを敵視しないことが大事。
BPSDを「解決すべき困った状態」として捉えているかぎり
必ず、限界にぶちあたってしまう。
BPSDはチャンス
その方が暮らしの困難を乗り越えていくための
そこにブレークスルーの芽があると感じています。
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