Tag: 視点

たとえばの誤解 2

IMG_0516

ICIDHの考え方は、私たちに非常に大きな影響を与え
今も根深く私たちを支配しています。

「原因を探索し改善する」
という言葉は、認知症のある方のBPSDや生活障害を改善する
ための方策として、よく聞く言葉だと思います。
一見、正しそうに聞こえる。
そこがまさに落とし穴なんです。

この言葉は、ICIDHに依拠した考え方です。

ICFという言葉は知ってるという人でも
私たちの日々の関わりをどう考えるのか
という段階でICIDHに戻ってしまう人ってとても多い。

ICFという言葉つまり概念を
どうケアに活かすのか…ということについて
突き詰めて検討されていないのではないだろうか?
という疑問を抱いています。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/1641

マンネリの活用

モノゴトの良し悪しは相対的。

だったら、
マンネリだって活用しようと思えば活用できるはず。

上手に活用しているのが
長寿番組なんじゃないかしら?

細部は異なっていても
おおまかなパターンは決まっている
つまり、展開の予測の幅がある程度規定されている
視聴者は自らの予測を裏切られない
期待通りの展開が進む

そんなに集中しなくてすむ
そんなに考えなくてすむ
少ない投資でまずまずのリターンが得られる

規定された構造
というのは、安定しています。

その安定を
つまらないとみるか
安心とみるか

コップ半分の水を
半分しかないとみるか
半分もあるとみるか

「みる」のは
自分でもなくて、職員でもなくて
認知症のある方。なんだよね。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/396

ピンチはチャンス

たぶん、多くの人が誤解していると思う。

本当に、ピンチはチャンス。なんだよね。

現在の「場」が成長成熟していくための

現在の「自分」が成長成熟していくための

認知症のある方が

たとえ、衰えたとしても衰えようにそって暮らしていくための

 

だから

BPSDを敵視しないことが大事。

BPSDを「解決すべき困った状態」として捉えているかぎり

必ず、限界にぶちあたってしまう。

 

BPSDはチャンス

その方が暮らしの困難を乗り越えていくための

 

そこにブレークスルーの芽があると感じています。

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/293