Tag: 靴

私はOTですから
靴の脱ぎ履きを自力でできるかどうか
自分の目で確認します。
その上で
夜間の状態
覚醒頻度やトイレ回数、その時の靴の履き方や歩行状態を
複数の看護介護職員に確認します。
認知症のある方は状態像の変動の幅も広いからです。
(ここではあんまり触れないけど
疾患特性だけじゃなくて環境相関性もある
…ということだと考えています)
きちんと靴を履こうとする方で
ベルトを止めたり
踵を入れることができる方の場合には
敢えて、足入れのラクな靴ではなくて
しっかりした硬い素材で脱ぎ履きに手間のかかる靴を
選択することもあります。
夜間トイレまで歩けるけど不安定だから見守りたい
夜トイレに行こうとして起き上がったときに
足下にあるセンサーマットに反応して
職員がお部屋にかけつける時間をかせぐためです。
モノゴトを選択する時には「意図」「目的」があります。
たかが、靴かもしれません。
ですが、私は思うのです。
たかが、靴でさえ
「意図」「目的」を明確にして
必要な情報を得て判断選択する
という手順を踏むことができないのに
もっと大きな重要なコトに対して
適切な対応ができるのだろうか?と。
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「すたこらさんソフト」
株式会社アスティコ
http://www.astico.co.jp/index.htm
商品はこちら
http://www.rosio.com/sutakora.htm
やわらかくて
軽くて
履きやすい
バレーシューズのような靴に履き慣れている方に
オススメします。
踵の丸カンも柔らかい素材なので踏んでも痛くありません。
なおかつ、形状はきちんと保たれているので
踵を引っ張り上げる作業がしやすいです。
ゆったりめに作られてはいますが
惜しむらくは甲の高さがあまりないので
むくみが著明な方だと甲の部分が足背にくいこんでしまいます。
足にはあまりむくみがない方にオススメです。
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同じくケアシューズあゆみシリーズから
http://www.tokutake.co.jp/shop/
「カバーストッパーⅡ」
http://www.tokutake.co.jp/shop/products/detail.php?no=2230
ADL車いす全介助の方なら
窮屈な履きものよりも
足あたりのやわらかいタイプがオススメ
こちらのタイプは甲の高さがあるので
足がむくんでいる方にもラクに履けます。
車いすに座っていてある程度足が動かせる方だと
昨日紹介したチャルパーではすぐに脱げてしまうことも起こります。
そんな時にオススメです。
足がしっかりと覆われている分
あんまりジャストサイズすぎると
足を入れるのがちょっと大変かも。
私はまだ試したことがありませんが
「内反フィットまゆ」
http://www.tokutake.co.jp/shop/products/detail.php?no=2705
という商品もあるそうです。
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ケアシューズあゆみシリーズから
http://www.tokutake.co.jp/
「チャルパー」
http://www.tokutake.co.jp/shop/products/detail.php?no=2223
軽い
やわらかい
履いていてラク
スリッパよりも断然歩きやすい
デイなどの介護保健施設を利用されている方の
ご自宅用にまずはオススメ。
家の中で靴下じゃ滑って危ないし
かといって、スリッパって歩きにくいし
という方にオススメします。
また、施設に入所されていて
昼間はがんばって靴の脱ぎ履きができる方でも
夜間のポータブルトイレ使用時に
靴の脱ぎ履きが大変でトイレに間に合わない…という方や
ADLは車いす全介助だから窮屈な履きものじゃなくて
履いていてラクな履きものがいい…という方
つまり
長距離歩くわけではない
移動移乗時は職員の見守りがある
などの状態の方に
サッと履ける
なおかつ、
履き心地がよいというこちらの商品が オススメです(^^)
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徳武産業株式会社
http://www.tokutake.co.jp/
障害のある方向けに 充実の商品群です。
セミオーダーに近い提供が可能です。
片足ずつサイズ違いで購入することもできるし
靴ベルトの延長や
靴を補高することもできます。
既製品として足幅が9Eの商品がありますので
むくみが著明な方、装具を履いている方でも
窮屈な思いをせずにすみます。
また、カタログの最後にあるシューズサイズ表が便利です。
靴の大きさはメーカーさんによって微妙に違うので
サイズを選択するときに迷うこともあるのですが
これなら事前に足合わせをすることができます。
オススメの商品がいくつか…
それはまた明日に(^^)
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アサヒコーポレーションの「快歩主義」
http://www.asahi-shoes.co.jp/kaiho/
Good ! なところは
軽い
足触りが柔らかくて感触が良い
歩きやすい
私がよくオススメしているのはこちらのタイプです。
http://www.asahi-netshop.com/search/all/detail.asp?A1=KS2210&A2=KS20201-&A6=0445
この靴が向いている方は
ご自身で靴の脱ぎ履きが自立もしくは全介助の方
足のむくみがほとんどない方
この靴では合わない方は
靴を履こうとする意思はあるけれど
足入れが適切にできない方
靴を履けたかどうか判断できない方です。
尿意があってトイレに行こうとして
靴を履いたけれど
中途半端な履き方だったりすると
途中で転倒してしまうリスクがあります。
この靴はゆったりと作られてはいますが
むくみの著明な方では
足背部のマジックテープの長さが足りなくなってしまいます。
きちんと止めずに立ったり歩いたりするのは危険ですから
むくみが著明な方は別のタイプの靴を選ぶようにしています。
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「靴なんて何履いたって同じ!」と言うPTOTに驚いた
…という記事を
「対象者に合った履きものを」
で書きましたが (^^;
もうちょっと具体的に
オススメの靴の話
靴とADLの適合
靴紹介の方法
etc.etc.について記事を書いていきます。
ただ、靴はどんどん新しい商品が開発されているので
現時点での話…ということをご了承ください(^^)
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すっごくオドロイタことがあります。
「靴なんて何履いたって同じ!」
イマドキ、こんなことを言うリハ職がいようとは…(^^;
ピンヒールの靴でスニーカーと同じには歩けないし
下駄でスニーカーと同じには歩けません。
道具が動作を規定することもあれば誘導することもある。
歩きやすい靴もあれば、歩きにくい靴もあります。
ましてや、認知症のあるお年寄りならなおのこと
脚がむくんでいたり
履くという操作が難しかったり
窮屈なバレーシューズを履いて、足にゴムがくいこみ、跡がついているのを見かけたことはありませんか?
お年寄りの足と暮らしぶりにあわせて
適切な履き物を選定していただきたいものです。
最近は、いろいろな種類の履き物が発売されています。
私がよく扱うのは
「あゆみ」シリーズ http://www.tokutake.co.jp/
「快歩主義」シリーズ http://www.asahi-shoes.co.jp/kaiho/
靴が大きくてパカパカしている時には
「靴ベルト」を作ります。
「靴ベルト」の詳細は、こちらをご参照ください。
「神奈川県作業療法士会>OTのすご技>オリジナル自助具>靴ベルト
http://kana-ot.jp/wpm/blog/post/247
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