Tag: 対応

今している対応は将来受ける対応

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今、私たちが提供している対応は
将来、私たちがいずれ年老いた時に受け取る対応。

医療従事者が書いた自らの闘病体験の本が複数出版されています。
多くの人が「今ならもっと優しくできる」
と後悔の念を記しています。

医療従事者だった人たちが
なぜ闘病記を書き残すのだろう。
限られた時間とエネルギーを使って
なぜ執筆することを選択したのだろう。

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本当に有効な予防的対応はわかってもらえない

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本当に有効な予防は
わかってもらえない。

予防。。。つまり未然に防いだのですから

起こらなかったことはわからない (^^;

でも
認知症のある方とご家族の困りごとが
少しでも少なくなるのであれば嬉しいし

それに
何か起こってから対応するんじゃなくて
事前に先手を打てるように対応を考えて実践すると
自分自身のスキルアップに確実につながります。

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大声のない時こそ大切

ちょっと待った

大声や暴言のある人に対して
えてして「大声や暴言をなくすための対策」を
話し合い、工夫してみる人は多いと思います。

でも
大声や暴言を言わない時に
その方にどのように対応するか
。。。ということって
あんまり話し合われることってないんじゃないかなぁ?

つまり
「問題のある」行動をしている時にスタッフが関わり
「問題のない」時にはスタッフは関わらない
これって
「問題のある」行動をかえって強化してしまう
ことになってしまっているんですよね。

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感謝の気持ち

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おかげさまで人様の前でお話させていただく機会が
ずいぶん増えてきました。

ありがたいなぁ…と思うのは
私の話って、基本とても地味なんです。
食事介助とか立ち上がりとか目標設定とか対応とか
非常に基本的なことを振り返りながら実践してきただけだし
それに私はあくまで名もない一臨床家に過ぎません。
そんな私に声をかけてくださる…ということに
とても感謝しています。

声の大きな人や
社会的地位のある人や
主流派の人の言っていることだと
安心して賛同を表明できると思う。
でも、私にはそんなの全然ないから
私に声をかけてくださる主催者や
話を聴きにきてくださる人は
勇気があると思うし
中身で評価の人だと思うし
何よりも対象者の利益のために…と
強く願っている人なのだと思う。

そういう人と一緒に仕事できたり
場を共有できることはすごくありがたいことです。
私の話を聞いた後に確認してみた実践してみた変化があった
…というご連絡をいただけるのもまた嬉しいことです。

かつて私はもがきまくっていました。
自分にとってそのもがきは
意味あることだったと思っていますが
若い人たちが同じようなもがきを繰り返すのはもったいない。
その分の時間とエネルギーをより良いリハとケアにふりむけてほしいと心から願っています。

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対応を工夫できる

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もう少し早く出会っていたら。。。
もっとたくさんお役に立てることがあったかも。。。
と思うこともある。

対応が適切にできずに
結果として「こじらせてしまった」ケースはかなりある。

ご本人にとっても
介助者にとっても
辛かったろうと思う。

具体的に現実的に
対応を工夫できるようになる。
伝えられるようになる。
そうならないと
困っている時に頼ってもらえなくて後手に回ってしまう。
痛切に感じた。

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力技は今かぎり

我慢のしどころ

時には力技で対応することだってあると思う。
でも、力技で対応できたからって
ずっとそればっかりやってると
後になってお手上げになる。

食べさせれば食べる
立ち上がらせれば立ち上がる
リハビリさせればする

確かにその時は
力技に従ってくれるだけの能力があったかもだけど
認知症状が進行して
力技に従ってくれるだけの能力がなくなった時に
本当はさせてたんじゃなくて
相手に頼りきっていた分
こちらには打つ手がなかったりする。

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体験を通したエンパワメント

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ご家族からしてみたら
デイなどのサービス提供施設で働くスタッフは
身近な存在で、だからこそ相談もしやすいと思います。

施設利用中の認知症のある方の行為をみれば
その方の能力と困難と特性がわかる。
ご自宅での様子を具体的に教えてもらえれば
「何が起こっているのか」具体的に推察できると思います。
そうしたらどうしたらいいのかがわかる。

相談された時に
具体的に方法論を提案することができれば
ご家族はとても助かると思うし
何よりも困った時に力になってもらえる
という具体的な体験を通して
今後に起こるかもしれないことに対しても
不安はあっても前向きに向かっていこうという
エンパワメントされる体験になると思います。

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関係性の中の変化

ちょっと待った

認知症のある方に対して
さまざまなサービス利用をしていただく
…ということはよくあると思います。

この時に考えておかないといけないことは
サービス利用という外部の援助は
目的ではなくて手段であるということです。

サービス利用によって
対象者とご家族との関係性の中での変化が
起きればよいのですが
そうでないと、ご家族が無力感を抱いてしまうおそれがあります。
今後起こるだろう病状の変化に
対応していく意欲をそがれてしまっては本末転倒です。
いろいろな人と一緒に頑張っていこうと感じていただけるように。。。そのためのサービス利用なんだと思います。

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