Tag: 作業療法

OTRがOTRとして寄与する

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他の多職種との連携を考える時に大切なことは
作業療法士なんだから作業療法士として寄与する
ということだと考えています。

作業療法士のあるあるな傾向として (^^;
「心身両面をみられる」
「個別性をみられる」
ということを
抽象的・総論的・一般的にはアピールしても
個々の具体例に関して、とたんに逃げ腰になるという。。。(^^;
そしてその理由が
「こうすればいいというのはない」
「100人いれば100通りある」というありがちな逃げ口上で (^^;
だとしたら、
どう考えたらよいのか、
その考え方の道筋を提示すべきだと思うけど
明確に言語化している人の話を聞いたことがない。
その時の逃げ口上がまたあるあるな
「作業療法を説明するのは難しい」という。。。 (^^;

もうそろそろ、そういう自己欺瞞から卒業しませんか?

作業療法が技術である以上、
どうしても言語化できない部分って
確かに存在します。
「技」だから。

だけど、
言語化=明確化であり、
言語化=伝達可能化・再現可能化でもあります。

作業療法と作業療法士が
この日本に言葉として、つまり概念と実存を併せ持った存在として
誕生して50年

本当にこの先、
作業療法士として対象者の心身の健康増進に寄与できる
ということをアピールしたいと考えるなら
一人ひとりが自分のしていることを
明確に言語化するという不断の努力から始めないと
「口先OT」「抽象OT」と思われ
現実に具体的な場面では相談できない
と思われちゃうかも。

これから先は地域が主体となってくる。
いろいろな職種との連携が求められるようになってくる。

時には職種を超えての実践が要請されることだってあるでしょう。
そういう時って連携している職種が少ない時だったりする
実働部隊としてのメンバーが限定されていたりする

臨機応変に優先課題を判断して動くことが求められる時もある。

でも、本当に多くの職種が集まった時には
必ず「あなたは誰?」「あなたは何ができるの?」と尋ねられる
そしてできることを「言う」のではなく、実践「する」ことが求められる。

その時に職種として
作業療法士が求められる職種であるか
作業療法士として寄与できる職種であるか
作業療法士であるあなたができることをしてみせられる
という真価が問われるようになる。
そんな日はもうすぐそこまで来ている。

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「県士会の活動について」掲載されました

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「一般社団法人神奈川県作業療法士会の活動について」
の記事が同サイトに掲載されました。

県士会は
決して「研修会提供組織」ではありません。

現在はモチロン、将来の
神奈川県作業療法士会、同会員、ひいては県民の健康増進のために
さまざまな活動を行う「職能団体」です。
その一環として、研修会も開催しています。

今般、組織改編が行われました。
是非、引き続きのご支援ご協力をお願い申し上げます m(_ _)m

職能団体としての県士会活動については
「明解、納得、県士会」に於いて
「ナゾの3人組」?が説明しています。

こちらも是非お立ちよりください m(_ _)m

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OT協会社員総会&県士会社員総会

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平成27年5月30日(土)に
東京の日本教育会館において
OT協会社員総会が開催されました。

神奈川県代議員として出席してきました。
「OT協会(神奈川)代議員ブログ」
http://a-board-of-representatives.blogspot.jp

また翌日の
平成27年5月31日(日)に
横浜リハビリテーション専門学校にて
神奈川県作業療法士会社員総会が開催されました。
県士会サイトにて福留事務局長による開催報告が掲載されています。

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「 15TH KOTC 」オープン!

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第15回神奈川県作業療法学会の公式ウェブサイトが公開されました〜!

詳細はこちら

なんてスタイリッシュなトップページ!

まずは、「学会長挨拶」と「組織図」を見ることができます。
これからどんどんコンテンツが充実していくのかと思うと楽しみです(^^)

おっと。。。
肝心のことを書き忘れそうになってしまった(^^;
第15回神奈川県作業療法学会は
2015年4月19日(日)に
横浜リハビリテーション専門学校にて開催されるそうです。
メモメモφ(.. )

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人ではなくて内容に耳を傾ける

ちょっと待った

ずいぶん前から違和感を感じていたのですが
このギョーカイだと
名前がよく知られている人の言っていることだと
無批判に「信奉」してしまう人が少なくないようです。

「誰が」言っているかということが
「何を」言っているかということよりも
優先されて判断根拠(?)になってしまっている。。。
ううん、判断ではなくて妄信になってしまっている。。。

気持ちよく、心地よく、
聞きたいことを言ってくれる「人」だからといって
「適切なコト」を言っているとは限らない。

“ 地獄への道は善意で敷き詰められている ”

そういう言葉もあるよね。

 

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対象は人

我慢のしどころ

ときどき
ものすごく基本的なところで
ものすごい誤解をしている人もいるんだ
と感じることがあります。

「作業療法」の対象は
障害のある(おそれの高い)「人」であって
「作業療法」は手段でしかない。

たとえば
「パイロットは素晴らしい」
と語りたがる人がいたとして
乗客たる私たちはどう感じるだろう?
「あなたがどう語ってもいいけど
とにかく安全にできれば快適にフライトしてください」
じゃないかな?

パイロットの仕事の対象は「乗客」であって
飛行機の操縦は手段だよね?
「乗客」の利便に寄与すること
少なくともマイナスにならないように
そのために操縦の腕を磨き
さまざまな部門とお互いを信頼し合って
チームとして仕事をしているのだと思う。

結果として
乗客が感動することがあったとしても
パイロットは感動を目的として仕事をしているわけじゃない。

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葉山靖明さんの講演会に参加してきました!

12月1日(土)に開催された
湘南OT交流会さん主催の
「だから作業療法が大好きです!出版記念講演」
に参加してきました(^^)

講師は皆さんご存知の葉山靖明さんです。

参加してよかった…しみじみとそう思いました。
研修会の帰途、にこにこしている自分に気がつきました。
お腹が満ち足りた子どものような
それでいて身体の奥から静かなエネルギーが満ちてくるような
そんな感覚を体験しました。

ご講演には実はOT以外の方もいらっしゃったのですが
その方が「OTの奥深さ、崇高さを知ることができました」
と感想を述べた時に、葉山さんはサラッと
「ありがとうございます」
とおっしゃったんです。

うわー!

こんなにも自然に当たり前のように
OTにエールを送ってくださっているんだ…
ということを強く実感しました。

このエールをムダになんかできない。
葉山さんがOTとの出会いを自らの生きるパワーとしてこられたのと同じように
いいえ、それ以上に、葉山さんとの出会いを自らのパワーにして、目の前の方ひとりひとりに相対していこう。
そう感じました。

葉山さんのHPはこちら
http://www4.ocn.ne.jp/~keyakist/index.html

湘南OT交流会さんのHPはこちら
http://1st.geocities.jp/shounan_ot/index.htm

葉山さん
湘南OT交流会のみなさま

どうもありがとうございました!!!

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OTを理解してもらう

「OTは、なかなか他職種に理解してもらえない」

「OTを理解してもらおうと思って」

こういう言葉をよく聞きます。
きっと一生懸命がんばっているんだろうな…と思うのですが
でも、正直、私には不思議なんです。
私は、他職種にOTを理解してもらおうとは、あんまり思わない。からなんです。

そのかわり、痛切に思ってきたのが
「まっとうに仕事ができるようになりたい」
「対象者の方に、具体的現実的に役に立てるようになりたい」
ということです。

他職種とは
方針を共有したい。
連携を強化したい。
とは強く思ってきましたが…。

普通に考えて
サラリーマンが取引先に自分の仕事を理解して
…って言うだろうか?
まず、取引先の要望にそって最適の解決策を提示して
自分の会社ではこれができます!って言うんじゃなかろうか?

そんな風に考えています。

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