臨床あるある(立ち上がり100回)

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結果として起こることの目的化の典型例だと思いますが。。。

たとえば
「立ち上がり100回」を励行されるケースもあるようで
かつて某番組である人が取り組もうとされているシーンを見たことがあります。

でも、その立ち上がり方じゃあ、100回できないでしょうに。。。
と思っていたら、案の定途中でギブアップ
それを「やる気のなさ」とご本人も捉えていたので
なんともやるせない気持ちになりました。

「立ち上がり100回」は結果として起こることであって目的ではありません。

100回立ち上がれるような身体のはたらきを習得することが目的であって
100回は結果として行えるようになるだけです。

そのような身体のはたらきを習得しないまま
100回の立ち上がりを「させても」効果がないどころか、逆効果になってしまいます。

つまり
腰痛を起こす、自信喪失、意欲低下。。。いいことなし。です。
誰の得にも、何の得にもなりません。 

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