認知症のある方は、その場の雰囲気に影響されやすい面もあります。
特に、お風呂などの場面。
職員も複数、対象者も複数。
動作遂行の工程が複数で、次々に動作を切り替えていくことが要求されるADLです。
どうしても、ワサワサしやすい場面です。
その雰囲気に気圧されて
興奮しやすくなる方もおられます。
そんな時には冷たい飲みもの。
言葉では届かない時に
具体的に現実的に、その方のお身体に「冷たさ」が作用します。
もちろん、ただ単に、冷たいものを出せばいい。というわけではありません。
私たちの言葉と一緒に
冷たい飲みものを添えるんです。
言葉…気持ち…のあらわれ、としての冷たい飲みもの。
そうすると、スッと落ち着かれることも多いのです。
作業療法士として
モノの特性をよく理解し、活用できるように
モノやコトに明敏でありたいな…と思っています。
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