前の記事で
私がお伝えしたケースは
決してレアケースではありません。
歩けるけれど
あるいは
身体を引っ張り上げるようにして立ち上がれるけれど
座る時には、静かにゆっくり座ることができずに
ドシンと後方にひっくり返りそうに座る方は大勢います。
リハで立ち上がりを指導しても
座り方の練習・指導をするセラピストが少ないことを非常に残念に思っています。
座り方の練習は
身体の動きの再学習をするうえで非常に重要です。
もうこのブログでも何回も書いてきていますので
ぜひ、このブログの一番上にある検索窓から検索して読んでいただければと思います。
筋力低下と思い込まれている方の多くが
筋力はあるけれど合理的に発揮できないだけだった
というケースは本当に多いのに
「見れども観えず」という状態になっているのは本当にもったいないと感じています。
老化によって筋力は落ちても
身体の使い方を再習得できれば
日常生活が送れるようになります。
立ち、座りなどの日常生活がラクに送れるから
移動が億劫にならずに結果として活動量が増えていきさらに筋力も維持できます。
合理的に能力を発揮できるように
身体の使い方を援助・協働してくれるセラピストを待っている対象者が大勢います。
一番近道なのは障害と能力のプロとして養成されたリハスタッフだと考えていますが
リハスタッフであれば誰でも援助・協働できるわけではなく
他の職種であったとしても観察力を磨き知識と技術を習得すれば
的確に援助・協働できるようになるとも考えています。
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