逆に
認知症のある方の声に、対人援助職が反応してしまうこともあります。
表面的には
認知症のある方の、大声、わがまま、といった「問題」として設定されがちですが
実際には
認知症のある方の声に対人援助職が反応して陰性感情を投影してしまい
大声やわがままというカタチで現れている「本心」を聴くことを回避してしまう。
そうすると諸々の「対応」を検討しても悪循環になってしまう。。。
現場あるあるではないでしょうか?
認知症のある方の「声」に耳を澄ますことで
自分の陰性感情と距離を取りやすくなり
「声」に影響を受けずに、あるいは影響を受けていることを自覚できるようになる。
まずは、そこから。
同時に
自分の声をコントロールすることを意識することはもっと大事。
でも
実際、気をつけている人って少ないんじゃないかな?
逆に
認知症のある方が情緒的に不安定な時やBPSDの最中には
「声」にも変化が現れます。
情緒的に安定してくると「声」も安定してくる。
それはもう、テキメンに違います。
認知症のある方も
対人援助職も
「声」に反応しあっている側面は、認識されにくいけれど非常に多いと感じています。
認知症のある方の声の状態を情報収集の一環として収集し
収集する際の自分自身の声の状態を自覚する。
臨床的、現場的には
非常に重要かつ実際的なのに
何故だか、案外見落とされがちな「声」
もうちょっと書いていきます。
最近のコメント