行動観察は実は非常にactiveで有益で効率的で非侵襲的な情報収集です。
根拠に乏しいという批判のために
昨今、検査が重用されるようになってきました。
検査は検査として必要で重要ではありますが
一方で相対的に行動観察の重要性が低く認識されるようになってしまい
さらにきちんとしたトレーニングが十分に為されていない現状は
危機的だとすら感じています。
行動観察がまずいんじゃなくて
きちんとした行動観察ができないことがまずいだけなのに。。。
論点のすり替えが起こっていることが残念でなりません。
良い臨床家の育成のためには
行動観察が適切にできるようにトレーニングすることが大切なのに
と感じています。
H・S・サリヴァンの「関与しながらの観察」という言葉は本質を突いています。
単に関わりながら観察するんだ、というような表面的な意味合いではありません。
ようやく
この言葉の意味を実感をもって理解できるようになってきたし
少しは実践もできるようになってきたと感じています。
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