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7月 31 2017

たった1人が変わる意味



私のお話を聴いた後に
「他の職員にも伝えたい」
という感想をお寄せいただくことがよくあります。

本当に嬉しい。
是非、1人でも多くの人に伝えてほしいと思います。

と同時に
「どうやって連携をとっていったら良いのでしょうか」
というご質問をいただくこともよくあります。

それは、いろいろな方策がありますが
相手のあることだから、所属している施設によって
受け入れも実行も可能なことはさまざまだと思う。

善かれと思っての提案によって
提案者が疎まれるということだって起こりえます。
モノゴトには、いろいろな経過と背景がありますから
今すぐには難しいということもあるでしょう。
Bestを望んで性急な対処を焦ると
自分にとっても相手にとっても提案にとっても
良いことなくつぶれてしまいます。
それでは元も子もありません。

じゃあ、どうしようもないのか
というと、それもまたとんでもないことで
誰か1人でいいから、変わることには大きな意味があるのです。

もしも
対象者Aさんのいる施設において
職員全員が30%の介助が行えているとしたら
職員全員の力量を50%にするよりも
誰か、たった1人でいいから、80%の介助が行えるようになることが
とても重要なのです。

なぜか?
対象者Aさんにとって
30%の力量の職員に介助された時と
80%の力量の職員に介助された時と
明確に食べにくさ・食べやすさの違いの体験ができます。

職員によって食べにくさ・食べやすさが違う
つまり、Aさん自身の能力は職員によっって発揮される度合いが違う
自分の食べる能力は30%しかないわけじゃない。
自分には80%の食べる能力があるんだ!という体験ができます。

これは、とても大きな違いです。
天と地ほどの違いです。

多職種連携、チームワークがなぜ必要か
対象者にとってより良い環境が提供できるためであって
良い連携構築のためにチームワークが必要なのではありません。

手段の目的化を起こしてはいけない

誰か1人でいいから
まずは、80%の介助ができるようになることこそが必要です。
そして、その誰か1人いるのといないのとでは大違いだけれど
1人よりも2人、2人よりも3人いたほうが対象者のためになる

そのような視点から考えていくことが大切なのだと考えています。