カタチにできること:「カンブリア宮殿」を見て

今さらですが。。。
「カンブリア宮殿」見ました。
「さらば寝たきり!注目のリハビリ病院」

村上龍が「可視できるヒューマニズム」って言ってるけど
それがプロなんだと思う。

カタチにできること

さまざまな現実の中でどうやって具現化していくか

願えば叶うわけではない
唱えれば叶うわけではない

目の前の現実を生きる認知症のある方の暮らしの困難を減らすためには
唱えるだけでは現実を変えることはできないと思ってる。

旗を振る役割の人も必要だと思う。
そのことによって状況も変わる。
でも、それだけでは不十分。
ようやくスタートラインに立っただけ。

問題はその先。

カタチにすること
カタチにできるための道しるべ

誤解のないように補足すると
カタチ=ハウツーじゃない。

私たちの仕事は
相手が人間だから
「あぁすればこうなる」はない。

結果としてのパターン、類似性はあっても。

一番ベースとなる考え方
こうやって考えていくといいよ。
少なくとも、悪い手を打たずにはすむよ。
それはある。

その次の表現の仕方には、
時により場により人により、さまざまあれど。

認知症のある方への対応について
いろんな人がいろんなレベルでいろんなコトを言ってるけど
「何を」言っているのか耳を澄まして傾けるとわかることがいろいろ出てくる。

小澤勲医師が言った
「ケアを感情労働から知的労働へ切り替えなければならない」
という言葉の意味を具現化することが大切。
具現化の道筋を明確化することが大切。
でなければ、私たちはいつまでたっても
旗ふりと現実との狭間で葛藤に陥って自らを追いつめるか
都合の良いように言葉をもてあそぶかの選択肢を突きつけられ
どちらにしても本当の意味の希望を胸に抱くことが難しくなってしまう。

まだ、表面化していないかもしれないけれど
必ず、それらが求められる時がくる。

必ず来るから、牙を研ぐ。

  

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