認知症のある方は
日常生活で既にたくさんの失敗体験をしていることが多いものです。
「検査」という場面に直面して
失敗への予期不安を抱くのも当然だと思います。
それに、どんなに配慮したとしても「検査」をすることで
失敗体験をさせてしまうということを
完全に回避することはまた難しいことでもあります。
私たちにできることは2つ
将来できるだけ検査をしなくても適切な評価と援助ができるように
観察力・洞察力を磨く
そしてもう1つは今、目の前にいる方に対して
最大限配慮はするけど、検査しないとわからないからさせてください。
させていただいた検査の結果は〇〇さんのために活かしますから。
ということじゃないかしら。
impairmentがわからないと
行動観察から障害と能力の評価をすることが難しくなります。
impairmentを行動観察からスクリーニングできないうちは
きちんと検査をした方がよいと思います。
実習生ならなおのこと
HDS-Rの結果とその他の日常生活場面での言動とが
どんな風に関連して現れているのかを明確に把握できる体験を
しておくことが重要だと考えています。
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