私たちの仕事は技術職だから
突き詰めていくと言語化できない部分がある。
でも
だからといって言語化をあきらめてはいけない
言語化できない領域は言語化の努力の先にあるものだと思う。
たくさんの先人の努力の積み重ねによって現在があるのだから
それは後世を支える人たちに伝えていきたいと思うし
その義務もあると考えています。
言語化できることは言語化への努力をする。
それでもなお、言語化できない部分は残る。
その時その場のその関係性において
言葉にならないけれど
明確に伝わるものがある。
時には
手を通して
対象を通して
すごく難しくてしんどいけど
そこに「いる」だけでも
かつて河合隼雄が
「そうするしかできなかったからそうした」と語っていたことがありますが
誰にでもそういう時期があると思う。
それしかできない
でもその時々でできることを積み上げていくと
次の扉が見えてくる。
その道を一足飛びにスキップすることはできなくても。
非言語のパワーと伝達の一端を知っているからこそ
言語化への努力の重要性がわかるし
その過程を通して非言語に巻き込まれないでいることを
鍛錬されているようにも感じることがあります。
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