とても良い映画です。
お年寄りに接する若い方には特に観てほしい映画です。
お年寄りの日々の暮らしを鮮やかに紡ぎ出しています。
1日をどんな風に過ごし
どんなことを感じているのか
歳をとるということで
暮らしにどんな不便が生じるのか。
細やかに丁寧に
そっと、でも、明確に描き出します。
現実に起こることの中に
過去も未来もある
そのことを自らの体験を通して確信できた時に
老いるということを
否定や肯定にとらわれずに
ただ、そのままに生きることができるのだろうか。
映像のもつ「ちから」は強い
「ちから」に頼らずに
「ちから」を活かしている映画だと思う。
主人公を演じる俳優の方も90歳を超えておられるとのこと。
生身の人間が任意の役柄を演じることの凄みも堪能できます。
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