それから
認知症のある方の
特性が良い方向に現れるように
もう一度Act.を再設定します。
この時に特性を「形容詞として詳細に把握」できていると
Act.再設定が容易になります。
「丁寧」と「きっちり」と「慎重」では意味合いが異なります。
仕上がりは、どれもみんな綺麗に仕上がるでしょうけれど
その綺麗さは、何によってもたらされたものかを明確化しておくことが大切です。
Act.には、通常複数の側面があるものです。
認知症のある方の「対象への向き合い方」が最前景となるような側面のAct.の中から
その方にできるものを選択します。
たとえば
丁寧に作業する人には、切り紙
きっちりと作業する人には、メモ帳作り
慎重に作業する人には、三つ編み
など(モチロンこれらは一例に過ぎません)
そうすると
「対象への向き合い方」にピッタリと当てはまった時には
必ずといっていいほど
過去の何らかの関連づけられた体験を想起し言語化されます。
その言葉は大きなヒントになりますから
そのヒントをもとにさらに再設定したり継続したりを最終決定します。
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