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視点を変えて
あの番組を見てみると
老境を迎えた人間の在りようとも見える。

小笠原先生は
ずっと変わらずに自分を貫き通した。

大谷先生は
現役時代にはできなかった自分を悔いつつも
贖罪の気持ちも込めて「らい予防法廃止」に向けて奔走した。

もう1人は
文化勲章まで受けた。
その時にどんな思いを抱いていたのだろう。

かつての患者さんのご家族が
「死ぬ前にこういうこともあったって
誰かに聞いてもらってスッキリして死にたい」
って語っておられて
苦難の多かったろう人生を思わされた。

文化勲章を受けた人は
死の床にあって何を思ったのだろう。
それすらも抑圧したのだろうか?
その抑圧が贖罪の現れだったのだろうか?
それとも…?

私はもう既に立派なオバさんですが
年をとるって大変なことなんだと思いました。
こんな風にして、過去の自分の在りようと対峙させられるんだ
って、そんなことを感じました。 

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