私たちは
私たちが意図したことがスムーズに行かなかった時に
つまり、私たちが生活障害やBPSDに直面させられた時に
初めて、どうしたものか
と対応の工夫を考えることが多いと思います。
でも
本当は、そうじゃない。
認知症のある方の困りごとが
生活障害やBPSDというカタチで現れるより前に
ふだんの何気ない会話や行動の中にこそ
近時記憶の程度や
再認の可否といった
能力と障害が反映されている。
その段階で
私たちが能力と障害を見いだし対応を工夫することができれば
後になって「イヤ」「拒否」というカタチでしか
伝えることができなかった能力と障害を
私たちが見誤ることがなくて済んだかもしれない。
そして
本当は、こういったことが
もっとたくさん、もっといろいろなカタチで現れているのじゃなかろうか
そんな風に感じています。
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