Tag: 対応

環境との相互作用



人は環境の中にいる。

いろいろな構造物に囲まれているし
いろいろな人間関係に囲まれている。

自覚的にも無自覚にも甘受している情報はたくさんある。

アフォーダンスとは
環境の中に実在する行為の資源 と定義されている。

私たちは対人援助職として
対象者に対峙するけれど
同時に認知症のある方の側に立ってみれば
無数の環境の中の構成因子でもある。

認知症のある方は
私たちの言動を手掛かりの一つとして
環境認識し対応しようとする。

だからこそ
私たちの言動の意図がcontrolであれば、
通常は誰だって嫌がるものではないだろうか。

その表れが
ネガティブなパターンだと
表れ方だけを見て否定的な判断を下されがちだけど
そこだけ切り取ってしまえるものなのだろうか?

それに、通常、私たちが暮らしの中で
「え?」と思うような対応をされても
内心の思いを抑圧して表面的には追従することもあるのと同様に
認知症のある方だって合わせてくれることだってたくさんあるに違いない。
そこって現実に起こっていても評価されにくいところだと思う。

だけど、私たちが判断できないからといって
現実に起こっていないわけじゃない。

私たちが観えていないだけで
認知症のある方は必死になって対応しようとしている。

それは能力があるからこそできること
なんだと思う。

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地域で講演@二宮町

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10月1日(土)に
二宮町のラディアンで開催された「認知症介護入門講座」に
曽我病院の精神保健福祉士とともに講師として行ってまいりました。

参加してくださった町民のみなさま
どうもありがとうございました m(_ _)m

窓口になってくださったYさん、Mさん、どうもありがとうございました。

お帰りになる時のみなさまの笑顔が嬉しかったです。

認知症については、いろんなところでいろんな人がいろんなことを言ってるけど
誤解がものすごくあって
結果として、認知症のある方もご家族も対人援助職の人も
一生懸命な気持ちがズレた結果になってしまうのは、本当にもったいないと思います。

今、常識として流布されていることでも
よくよく考えるとおかしなことってたくさんあります。

それはやっぱりおかしいよね。
努力するのは、そっちじゃない。
じゃあどうしたらいいのか
その次をご提案しています。

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私だったら

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NHKのHPでみかけたこの記事。
TVのニュースでもみました。

「認知症が影響 エアコン操作間違え熱中症に」
http://www3.nhk.or.jp/news/htm……11000.html

記事には
認知症のある方ご本人の言葉として
「リモコンの操作はよく分からない。
教えてもらってもボタンをあちこち押してしまう」
とあります。

また、ご家族の工夫として
エアコンのボタンに色をつけたり、
イラストで詳しく使い方を書いてあるノートも放映されました。

この「説明」「援助」は
認知症のある方には難しいなぁ。
私だったら
違うアドバイスをするのに。
と思いました。

ボタンがいっぱいあってわからないから
あちこち押してしまうように
文章がいっぱい書かれていると
何が書かれているのか文字は読めてもわからない
丁寧に書かれているほど、わからないんじゃないかしら。
たくさんの実物のボタンとノートの説明と
対照しながら理解するのは難しいんじゃないかしら。
でも、リモコンを操作しようとしてボタンを押すことはできる。
ただ、どのボタンが何を意味するのかわからない。

だとしたら
電源の「ON・OFF」のボタンだけ見えるように
硬い不透明の素材でカバーを作ります。

カバーを無理矢理はずしてしまうようだと
使えないテになってしまいますし
温度調整やタイマー設定など
それでも「見守り」は必要ですが。
ただ見守りが必要…ではなくて
どこの見守りが必要で、どこは見守らなくて大丈夫
という「その人にとってのポイント」があるから
そこを伝えられる人がいないと
見守る人は大変だと思うし
ご本人だって辛いと思う。

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どうでもよくない話

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重度の認知症のある方が対象だと
感覚系・感情系にターゲットを置いてコミュニケートするので
かなり、感情系の回路を使います。

自分としては
それなりに知的労働もしてるつもりなんですが
(知識と合致させながら行動観察)
結構、感情労働してます。

ある程度の知識を持っていても、これだけ疲れるんだから
知識がほとんど無い状態で
感情系を働かせるしかなければ
どれだけ消耗してしまうか。。。思いやられます。
そりゃー、キツいよー。。。

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信頼される ≠ なじみの関係

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信頼される。。。というのは
顔なじみであれば自然と信頼できるのか?
そんなワケはありません (^^;
。。。それ以上は言いませんが (^^;

信頼に足ると感じられる「体験」があって
誰かを信頼しているのだと思います。

「関係性を作る」「なじみの関係になる」
ことを考えるよりも
その人が困っている時に
あるいは
願っていることに対して
more better な方法で
できれば best な方法で
援助することの方が早道だと思っています。

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今している対応は将来受ける対応

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今、私たちが提供している対応は
将来、私たちがいずれ年老いた時に受け取る対応。

医療従事者が書いた自らの闘病体験の本が複数出版されています。
多くの人が「今ならもっと優しくできる」
と後悔の念を記しています。

医療従事者だった人たちが
なぜ闘病記を書き残すのだろう。
限られた時間とエネルギーを使って
なぜ執筆することを選択したのだろう。

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本当に有効な予防的対応はわかってもらえない

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本当に有効な予防は
わかってもらえない。

予防。。。つまり未然に防いだのですから

起こらなかったことはわからない (^^;

でも
認知症のある方とご家族の困りごとが
少しでも少なくなるのであれば嬉しいし

それに
何か起こってから対応するんじゃなくて
事前に先手を打てるように対応を考えて実践すると
自分自身のスキルアップに確実につながります。

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大声のない時こそ大切

ちょっと待った

大声や暴言のある人に対して
えてして「大声や暴言をなくすための対策」を
話し合い、工夫してみる人は多いと思います。

でも
大声や暴言を言わない時に
その方にどのように対応するか
。。。ということって
あんまり話し合われることってないんじゃないかなぁ?

つまり
「問題のある」行動をしている時にスタッフが関わり
「問題のない」時にはスタッフは関わらない
これって
「問題のある」行動をかえって強化してしまう
ことになってしまっているんですよね。

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