信頼に足る行為の結果信頼される

いまだに言われているようでビックリですけど
「認知症のある方には毎朝挨拶して信頼関係を作る」とか。

いくら毎朝挨拶しても、それだけでは信頼されません。
もっと他にやるべきこと、やらねばならないことがあります。

なんとなく
ケアやリハの常識として伝えられていることを
自己検証することなく、そのまま言ってしまえる人もいるのかもしれませんが。。。

自分に置き換えて考えてみて。

毎日顔を合わせている同僚や上司を信頼できる?
信頼に足る上司や同僚だからこそ、信頼しているのであって
毎日会って挨拶を交わすからじゃないよね?

認知症のある方だって
信頼する人、気の合う人は、人それぞれです。

認知症のある方に信頼してほしいと望むのであれば
(もっとも私はそんなことを考えたことはなくて自分ができるようにと必死でしたが)
まずは自分が目の前にいる方の
信頼に足る行為ができるようにならなければ。

この人はちゃんと話を聞いてくれる
この人だったらなんとかしてくれる
この人はちゃんと向き合ってくれる
少なくともそう在ろうと努めている人だ

認知症のある方に適切な対応ができるようになりたいと心の底から願えば
認知症のある方に今何が起こっているのかを把握できるようになりたいと願うものだし
コントロールではなくて援助の姿勢で関与するように心がけるようになるものです。

そのような一連の過程は紛れもなく、伝わる
そしてその逆も

  

Permanent link to this article: https://kana-ot.jp/wp/yosshi/4313