汎化していく

目標設定のトレーニング過程において
概念の明確な理解が要求されます。

実践において
すりかえられがち、混同されがちな
目標と目的と方法

言葉の使い方が曖昧ということは
概念の理解が曖昧ということを示しています。

自分コトとして
概念の区分けができるようになると
目標設定において
実は重要な臨床能力というものは
対象者の能力を見いだすというセラピストの能力である
ということが明確に理解できるようになってきます。

最初は大雑把にしか能力が把握できないセラピストでも
目標を目標として設定する過程において
否応もなく細分化された能力の把握を要求されるので
自分で自分をトレーニングするようになってきます。

もしかしたら
世の中には天才的にパッと対象者の能力を
感覚的に明確に把握できて
常に適切に対応することが可能なセラピストも
いるのかもしれません。
そういう人には関係ない話ですが
目の前にいる方にちゃんと役立てるようになりたい
少なくとも不毛なことはしないですむようになりたい
そう願っていた私にとっては切実な問題でした。

能力を細かく明確に把握することができる
ということと
目標を適切に設定できる
ということは
別の問題ではなく相当深いところで関連し合っている。

なぜなら
目標というのは行動のカタチで表される
行動というのは生きている人にしかできない

このことの意味に気がついた時には身震いしました。 

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